
ジーナ式は、午前中の授乳配分が1日のリズムを左右します。
7:00にしっかり飲めない原因と、実際に行う・よく提案する調整方法を解説。
相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢の経験をもとにまとめていきます。
本記事では、乳児期の午前中の授乳のポイント解説と午前中に起きやすい配分トラブルについて整理していきます。
配分の目安
まずは、各時間の授乳量配分の目安のおさらいからしていきましょう。
以下の表は、本に記載されている母乳の授乳時間の長さや私が約9ヶ月完ミでやってた経験則から考える最適な調整量になります。
(完ミの方からの相談を受けた際も、この表をもとに計算してアドバイスしてます)
| 時間 | 量の目安 |
|---|---|
| 7:00 | フル量 |
| 11:00台 | フル量 |
| 14:00台 | フル量の6〜8割 |
| 17:00 | フル量÷2(7ヶ月以降は振分授乳卒業) |
| 18:00 | フル量÷2+30㎖(7ヶ月以降はこの時間にフル量) |
| 22:00 | 朝まで寝るのに必要な分 |
ジーナ式で授乳がうまくいかないと感じるときは、量ではなく「飲みやすさ」が原因のこともあります。姿勢・環境・タイミングの3つの視点から、しっかり飲んでもらうための整え方を、相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢ママが解説します。[…]
7:00の重要度★★★★
前日最後の授乳である、22:00台から7:00まで授乳がなかった場合、本来は1日の中でもしっかりとお腹が空く時間です。そのため、1日で一番多く飲む時間の1つです。
23〜7:00までの間に授乳があった場合でも「朝まで眠るのに必要な量の授乳」を早朝に行なっている場合も、この時間はしっかりお腹が空く時間かと思います。
よくあるトラブルと影響
朝一番の7:00の授乳トラブルのほとんどは「飲まない」「飲みが悪い」です。
そして、この時間の飲みが悪いトラブルは次のようなリスクを持っています。
長期化しやすい
私の経験上、生後3ヶ月をすぎると特に調整せずに自然と7:00の授乳量がしっかりと増えるというケースはほとんどありません。
そのため、離乳食開始するまで、場合によっては開始後まで長期化することも稀ではありません。
昼寝がしっかりできない一因になる
7:00で不足した授乳量を補うために、
・次の授乳の11:00にしっかり飲む
・昼寝前に追加の授乳
をしてもランチタイムの昼寝がしっかりできないケースがあります。
こういった場合は2パターンのトラブル原因が考えられます。
パターン1:空腹おき
①7:00の授乳量が不足⇒午前中の授乳量が不足
②14:00前までに空腹になる
③昼寝で空腹起きする
パターン2:飲みすぎ
①空腹起き対策のために、昼寝前に追加の授乳をする
②結果、飲みすぎで昼寝中にお腹が苦しくて起きる
※特に元々少食なタイプの子がなりやすい傾向があります
夕方〜夜寝の不機嫌/眠れない
ジーナ式の授乳配分の基本は
- 1日に必要な授乳量を7:00〜22:00までにほとんど飲み切ること
- そのために午前中に授乳量の重点がくるようになっている
この2つがポイントです。
7:00の授乳量が減ると、不足した分を補うために午後に重点がきやすくなってしまいます。
その結果
午後の飲み過ぎにつながり、夕寝や夜寝に影響するケースがあります。
この場合、多いのが
- 疲れすぎを疑いクライダウンを狙っても寝ない
- 空腹かと思い、飲ませても寝ない
このような状況になりやすいです。
翌朝への影響
さらに、午後〜夜の飲み過ぎは翌朝にも影響します。前日の午後に飲み過ぎているので翌朝7:00でしっかり空腹になりきらず、朝イチの授乳でまたしっかり飲むことができない悪循環へとつながるわけです。
7:00の量を増やすには
夜通し寝ができている場合
夜通し寝が続いている場合は、著書にもあるように22:00の授乳量を少しずつ減らしてみましょう。
22:00の減らし方【朝の離乳食開始前】
離乳食開始前の場合は、著書通りの方法で問題ありません。
- 22:30の授乳を3日おき10分ずつ早め、22:00開始に移行する
- 22:00の授乳を数日おきに20~30㎖ずつ減らしていく
量が減るのに合わせて起こしておく時間も45〜60分ではなく30分以下にしていく - フル量で220〜240㎖ほど飲む子でも120〜180㎖にこの時間が減る
すでに①ができている場合は②からスタートして問題ありません。
私の経験上、③少食なお子様の場合は60〜100㎖まで減るケースもあります。
そのくらいまで減らさないと翌日の午前中しっかり飲むことができないからです。
22:00台を減らしたことで朝早く起きるようになった場合
7:00の量を増やすことよりも夜間/早朝にしっかり眠ることを優先!
7:00の量が改善するまでは、午前中の授乳は振分授乳で対応しましょう。
22:00の減らし方【朝の離乳食開始後】
離乳食開始したあとの7:00の量の増やし方は、著書では明記されていません。
ジーナ式の本の中では、
・離乳食開始前の3〜4ヶ月の段階で22:00の授乳量が減っている
・7:00が安定してしっかり飲めている
この2つが前提で進んでいるためです。
しかしながら、実際に多くの方が離乳食開始後でも7:00の授乳量を解決できず、悩まれています。
そこで私は相談者さんには、離乳食開始前の方法と数ヶ月先のスケジュールを見越して以下の方法をご提案しています。
- 授乳→離乳食の順を維持する
- 22:00の授乳量を数日おきに20〜30㎖ずつ減らしていく
- 22:00を完全になくしても7:00が増えない場合は、入浴前後の振分授乳を18:30の1回にまとめ240㎖に抑える
- それでも7:00が増えない場合は、前日の夕食の量を少し減らす
- 夕食が減らせない場合は、14:00台の授乳を20㎖ずつ減らしていく
22:00の授乳をすでに卒業している場合は、③からスタートしてかまいません。
夜間授乳、早朝授乳がある場合
生後3ヶ月以上の場合
夜通し寝が可能な月齢で24:00以降に空腹で授乳が必要な状況は、
日中に不足している分を24:00〜翌朝で補っている
とまず、考えます。
減らしたい方向性としては、24:00〜翌朝に飲んでいる分を7:00+日中に再分配していくことです。
そのためにはまず、その授乳は「本当に空腹なのか」の見極めをすることから始まります。
24〜7:00に授乳をしている場合は、7:00の量が減るのは必然です。
- 午前中に適切な振分授乳行い、日中の授乳量を徐々に増やす
- 徐々に夜間/早朝の授乳量を減らしなくしていく
- 完全に夜間早朝の授乳がなくなったら22:00の授乳を減らしていく
ジーナ式では、1回の授乳を2回に分けて行う「振分授乳」という考え方があります。授乳量が安定しない、時間帯によって崩れやすいといった悩みを抱える方にとって、振分授乳はリズムを整えるための重要な調整手段である『振分授乳』について、相談人数[…]
見落とされがちな原因
7:00の授乳量が増えないと、「夜間や早朝の授乳が足りていないのでは?」「もっと飲ませないといけないのでは?」と考えてしまいがちです。
しかし、私の経験上、意外と多いのが「そもそもその子の必要授乳量が少ないタイプで、前日に飲ませすぎているため、7:00の時点でお腹が空いていない」というケースです。
ジーナ式では時間ごとの配分を重視しますが、必要量が少ない子に対して“型通りに飲ませきろう”とすると、7:00で飲まなくなるという現象が起こりやすくなります。
この場合、どこか1つの時間の授乳量を減らして7:00の授乳量を増やそうとするよりも、1日全体の授乳量を見直すことが重要になります。
必要授乳量が少ない子に見られやすい特徴
必要量が少ない子には、次のような傾向があるように思います。
- 体重増加に問題ない、もしくは増加ペースが早い
→飲めていないのではなく、すでに十分足りている可能性があります。 - 特定の睡眠(特に夕方〜夜間)で飲んでも寝ない
空腹以外の理由で覚醒しているため、授乳をしてもお腹が苦しく寝つくことが困難です。 - 途中で嫌がることがある
特に特定の時間で嫌がる場合は、お腹が空いていないサインの可能性があります。 - 吐き戻しやおならが頻繁にある、胃腸トラブルがある
量がお子様に合っていない可能性があります - ほぼ交互の日にちで飲みムラがある
1日の必要量をトータルで調整している可能性があります。
これらに複数当てはまる場合は、「飲めない」のではなく「もう十分足りている」 状態で7:00でしっかり飲むことができないことがあります。
まずは、合計の授乳量の見直しをおすすめします。
ジーナ式で授乳がうまくいかないと感じるときは、量ではなく「飲みやすさ」が原因のこともあります。姿勢・環境・タイミングの3つの視点から、しっかり飲んでもらうための整え方を、相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢ママが解説します。[…]
ジーナ式は、午前中の授乳配分が1日のリズムを左右します。11:00台は特に昼寝への影響が大きいため、よくあるトラブルと実際に行う・よく提案する調整方法を解説。相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢の経験をもとにまとめていきます。[…]
ジーナ式における14:00の授乳は、夕方以降につなげるための調整の時間です。14:00で飲ませすぎない理由と、入浴前後につなげるための配分の考え方を解説。相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢の経験をもとにまとめました。[…]
ジーナ式では、17〜18時の授乳が崩れると、夜間や就寝前のリズムに影響しやすくなります。夕方に起きやすい授乳トラブルの原因と、配分を整えるための考え方を解説。相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢の経験をもとにまとめていきます。[…]
ジーナ式は、夜間・早朝(22:00〜7:00)の授乳配分が崩れると翌日のリズムに影響します。夜間・早朝に崩れやすい原因とは、何なのでしょうか。相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢の経験をもとにまとめていきます。[…]
さいごに
今回は、午前中の授乳(7:00、11:00台)の重要性とよくあるトラブル、その後のリスクなどについてまとめました。
「昼寝が2時間できない」「夜通し寝ない」「午後の機嫌が悪い」と私の元へDMをくださる相談者さんの多くの方が睡眠スケジュールではなく[午前中の授乳配分の問題]を抱えていることが非常に多いです。
そしてこの問題は、意図的に調整をしなければなかなか改善がしないところがまた厄介なところです。
・夜間に長く眠ることができるようになる時期
・夜通し眠ることができるようになる時期
・2〜3ヶ月を過ぎている
で7:00でしっかり飲むことが難しい場合は、大きな睡眠トラブルが今なくても、離乳食開始までに調整することをおすすめします。
KANA

▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31
当ブログの内容や文章を引用いただく場合は、下記のいずれかをリンク付きでご紹介いただきますようお願いいたします。
⚫︎Instagram
https://www.instagram.com/y._.0118
⚫︎Kのしおり
https://k-bookmark-j-commentary.com
⚫︎引用に該当する記事のリンク
https://k-bookmark-j-commentary.com/haibun_am7/
授乳や睡眠は、1日の流れの中でつながっています。あわせて、以下の記事も参考にしてみてください。
ジーナ式で授乳がうまくいかないと感じるときは、量ではなく「飲みやすさ」が原因のこともあります。姿勢・環境・タイミングの3つの視点から、しっかり飲んでもらうための整え方を、相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢ママが解説します。[…]
ジーナ式は、午前中の授乳配分が1日のリズムを左右します。7:00にしっかり飲めない原因と、実際に行う・よく提案する調整方法を解説。相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢の経験をもとにまとめていきます。本記事では、[…]
ジーナ式は、午前中の授乳配分が1日のリズムを左右します。11:00台は特に昼寝への影響が大きいため、よくあるトラブルと実際に行う・よく提案する調整方法を解説。相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢の経験をもとにまとめていきます。[…]
ジーナ式は、夜間・早朝(22:00〜7:00)の授乳配分が崩れると翌日のリズムに影響します。夜間・早朝に崩れやすい原因とは、何なのでしょうか。相談人数100人以上のジーナ式ガチ勢の経験をもとにまとめていきます。[…]






