
生後6〜9ヶ月のジーナ式で夜中に起きるようになった原因と対策を解説。昼寝・睡眠環境・空腹・疲れすぎ・就寝時の眠り方など、確認したいポイントを、相談人数100名以上のジーナ式ガチ勢ママが解説します。
生後6〜9ヶ月頃になると、これまで夜通し眠れていたのに、突然夜中に起きるようになることがあります。
この時期は、昼寝のバランスが変化したり、離乳食が進んで授乳量が変わったり、夕寝を卒業したりと、睡眠に影響する変化が重なりやすい時期です。
この記事では、実際のジーナ式の実践経験と、これまで相談を受けてきた経験をもとに、生後6〜9ヶ月の夜間覚醒で確認したい原因と、その具体的な対策をまとめます。
まず確認したい5つのこと
生後6〜9ヶ月頃に夜中に起きるようになった場合、まずは次の5つを確認しましょう。
☑︎ お昼寝上限(2時間30〜45分)は超えていないか
▶︎6〜9ヶ月の睡眠のポイント|詳しくみる
☑︎ ランチタイムの昼寝はしっかりできているか
▶︎昼寝で起きる原因と対策|詳しくみる
☑︎ 睡眠環境(完全遮光・室温・湿度)に問題はないか
▶︎睡眠環境について|詳しくみる
☑︎ 空腹の可能性はないか
☑︎ 19:00に一気に深い眠りに入っていないか
これまでの月齢よりも、特に注意して確認したいのが、
「空腹の可能性」
「19:00に一気に深い眠りに入っていないか」
の2つです。
空腹の可能性
生後6〜9ヶ月頃は離乳食が進んでくる一方、まだ授乳から摂る栄養も大きい時期です。
特に、日本の一般的な離乳食の進め方で離乳食を進めている場合は、離乳食が増えたことで授乳量が減り、空腹が夜間覚醒につながっているケースがあります。
空腹が原因ではないかを考えるとき、ひとつの目安として確認したいのが、1日に必要なエネルギー量とたんぱく質量です。
生後6〜8ヶ月の食事摂取基準
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、生後6〜8ヶ月のエネルギー・たんぱく質の目安は以下のようになっています。
| エネルギー・栄養素 | 男子 | 女子 |
| エネルギ(Kcal/日) | 650 | 600 |
| たんぱく質(g/日) | 15 | 15 |
実際に計算してみよう!
では、これをもとに、生後8ヶ月頃の離乳食で1日の摂取量をざっくり考えてみましょう。
例えば1食を、
- 全粥 80g
- 野菜 30g
- 魚 15g
とします。
ここではあくまでイメージしやすくするため、野菜のエネルギー・たんぱく質は計算に入れず、ざっくり計算してみます。
| エネルギー量 | たんぱく質量 | |
| 全粥 | 52kcal | 0.88g |
| 魚(例:しらす そのまま素材質量15g) | 14kcal | 2.6g |
これを昼・夕方の2回食とすると、離乳食から摂取できるのは、約104kcal、たんぱく質約5.2gとなります。
では、1日に必要な量をもう一度確認してみましょう。
男の子の場合、650kcal・たんぱく質15gが目安です。
そうすると、単純計算では授乳から、約546kcal・たんぱく質約9.8gを摂る必要があります。
これをミルク量にざっくり換算すると、
546kcal → ミルク約815ml
たんぱく質9.8g → ミルク約650ml
となります。
もちろん、これはあくまで単純化した計算です。
また、たんぱく質については、しらすを「素材そのものの重量15g」として計算しています。
実際に離乳食として調理し、とろみをつけたり水分を加えたりした出来上がり量15gであれば、含まれるたんぱく質量はもっと少なくなります。
ここで確認したいのは、
「離乳食が進んできたことで、授乳量が必要以上に減っていないか?」
ということです。
離乳食を食べるようになったからといって、授乳を急に減らしていないでしょうか?
夜間覚醒が気になる場合は、1日の離乳食と授乳の量を一度振り返ってみましょう。
19:00に一気に深い眠りに入っていないか
もうひとつ、この月齢で確認したいのが、就寝時の疲れすぎです。

特に夕寝を卒業した後は、これは「疲れすぎていないか」を考えるひとつの目安になります。
例えば、
- 19:00になると一気に深い眠りに入る
- 19:00より前に寝落ちしてしまう
- 就寝前からかなり眠そう
- 消灯すると、気絶するように一気に眠ってしまう
といった様子がある場合は、疲れすぎていないか確認してみましょう。
もちろん、眠り始めに深い睡眠へ入ること自体は自然なことです。
ここでいう「一気に深い眠り」というのは、夕方からかなり疲れていて、限界のような状態で急激に眠りに落ちるような場合を指しています。
もしそのような様子がある場合は、夕寝を10分程度足してみるなど、就寝前の疲れすぎを防ぐ方法を試してみましょう。
生後6〜9ヶ月頃になると、夕寝をさせようとしても眠らない子もいます。
そこで、私がおすすめしているのが「暗闇休憩」です。
暗闇休憩とは
「暗闇休憩」は、私が名付けた方法です。
夕寝をしていた時間に、暗い寝室で休憩する時間を作ります。
目的は、
- 寝なくても休憩する
- おもちゃや光などの刺激をなくす
- 興奮を抑える
ことです。
夕寝をしていた時間を0分にすると、それまでよりも昼寝から夜の就寝まで起きている時間が一気に長くなります。
そのため、夕方に興奮したり、疲れが強くなったりして、睡眠トラブルにつながることがあります。
そこで私は、夕寝の代わりの「一時休憩」として息子に取り入れてみました。
この方法を「暗闇休憩」と名付けて発信したことをきっかけに、「ジーナ式 暗闇休憩」という方法も広まっていきました。
A.無理に一人にさせる必要はないと思います。
実際に効果があった例では、「暗くした寝室で、抱っこで15分ほど休憩する」という方法もあります。
暗闇で一人にすることが目的なのではなく、刺激を減らして、夕方に少し休憩することが目的です。
泣いて興奮してしまっては、元も子もありません。
お子さんが落ち着いて休憩できる方法を選んでみてください。
夜間覚醒が起きたら、まず原因をひとつずつ確認
生後6〜9ヶ月頃の夜間覚醒では、まず、
☑︎ お昼寝の合計時間
☑︎ ランチタイムの昼寝
☑︎ 睡眠環境
☑︎ 空腹
☑︎ 就寝時の疲れすぎ
を確認してみましょう。
特にこの時期は、離乳食が進んだことで授乳量が減っていないか、そして夕寝を卒業したことで就寝前に疲れすぎていないかがポイントになります。
「夜中に起きたから、昼寝を減らそう」とすぐに考えるのではなく、空腹なのか、疲れすぎなのか、日中の睡眠が多いのかを一つずつ確認していくことが大切です。

■ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
■Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31
■Gina Ford「The Contented Little Baby Book of Weaning 」,Ebury Digital ,2012/4/24
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