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【ジーナ式】生後6〜9ヶ月の離乳食のポイント|崩れやすい理由と考え方

生後6〜9ヶ月のジーナ式「離乳食」の考え方・進め方を解説します。
ジーナ式と日本の一般的な離乳食の違いを踏まえつつ、相談件数100人以上のジーナ式ガチ勢ママがまとめました。


本記事では、

  • 離乳食の進みによって起きやすい「授乳のズレ」
  • スケジュールが崩れたときに、どう立て直すかの判断軸

を中心に解説しています。

生後6〜9ヶ月の全体像

生後6〜9ヶ月は、離乳食が進みはじめ、授乳の「卒業」が少しずつ視野に入る時期です。
一方で、離乳食の進み具合によって授乳量や時間が揺れやすく、スケジュールが崩れやすい時期でもあります。

おさえておきたいポイント|基本

本記事では、ジーナ式で離乳食を行う場合の基本的な考え方をベースに、ジーナ式以外の離乳食でジーナ式スケジュールを進める場合のポイントやアレンジについても、簡単にまとめていきます。

離乳食を始めたての基本ルール(ジーナ式)

離乳食を始めたばかりの時期は、ジーナ式では「まず授乳から」が鉄則です。

これは、

  • ご機嫌で離乳食を食べてもらうため
  • 授乳量の維持のため

ためです。

A.次のような様子・トラブルの原因になる可能性があります

  • 空腹すぎると不機嫌
  • 機嫌が悪いと離乳食が進まない

結果、授乳量も離乳食量も中途半端になりやすいです。
ご機嫌で食べられるようになるまで、食前の授乳は焦らず、少しずつ減らすでOK。

離乳食の「時間」は変えない

離乳食のメニューや進むペースは、ある程度アレンジしても調整が利きます。
一方で、食事の時間はスケジュールに合わせて固定することを、私はおすすめしています。

授乳の途中で離乳食をあげない

授乳の途中で離乳食を挟むと、残りの授乳を嫌がって飲まなくなってしまうことがあります。

そのために、離乳食を行う場合の基本は「まず授乳から」の基本に戻ります。

おさえておきたいポイント|1回食

1回食は、11:00台の昼食から

日本の一般的な離乳食では、1回食目は「朝食」から始めることが多いですが、1回食目を7:00(朝食)にするのはおすすめしません。

理由は、7:00に離乳食を始めると授乳量が急に減りやすく、睡眠トラブルにつながる可能性があるためです。

基本の進め方
【生後6ヶ月未満で離乳食を始めた場合】

授乳(全量)→ 離乳食

離乳食量が増えるのに合わせて食前の授乳量を少しずつ減らす

【生後6ヶ月で離乳食を始めた場合】

授乳(半量)→ 離乳食 → 授乳(残り)

  • 数日おきに、食前の授乳量を30mlずつ減らす
  • 食前が約90mlまで減ったら、食前の授乳を卒業
  • 卒業後は、食後に90mlを授乳

参考文献:Gina Ford,The Contented Little Baby Book of Weaning, 2012)

日本の一般的な離乳食で進める場合

ジーナ式の離乳食メニュー以外で進める場合は、

  • 「6ヶ月で始めた場合」でも 5ヶ月開始のパターン(授乳全量→離乳食)から始めた方がお勧め
  • 食前の授乳が90ml程度まで減ったら、食後に授乳する形へ切り替えるのがおすすめ

A.できるだけジーナ式のスケジュールを活用しながら、かつ安全を考えて、小児科の空いている時間に離乳食をはじめるには、7:00の授乳後に初めての食材を少量試し、メインの離乳食は11:00に行う方法がおすすめです。

朝食を始めたら昼食の時間を遅らせる

朝食を始めたら、それまで11:00だった授乳(昼食)を、11:30 → 12:00と徐々に遅らせていき、「ランチタイム」の時間に近づけていきます。

A. お腹が持つようであれば、朝食を始める前でも11:30にしてOKです。

昼食の時間を11:30にしておくことで、昼寝の時間との調整がしやすくなる場合があります。

無理に12:00まで遅らせる必要はなく、昼寝で空腹起きをしないかを判断軸にしながら進めていきましょう。

朝食を始めたら、11:00だった授乳を11:30、12:00と遅らせて「ランチタイム」の時間となります。

「タンパク質開始=卒業」ではない

ジーナの言う「たんぱく質を開始する時期」と、日本の一般的な離乳食本での目安は、実は少し異なります。

A. 目安は次の通りです。

生後6ヶ月未満で離乳食を開始した場合

生後6〜7ヶ月頃スタート/昼食

  • さつまいも 大さじ2
  • 野菜    大さじ2

を食べられるようになったら

生後6ヶ月から離乳食を開始した場合

開始から3週目頃にスタート/昼食

  • さつまいも 大さじ2
  • 野菜    大さじ4〜6

を食べられるようになったら
開始から3週目頃にスタート/昼食

  • さつまいも 大さじ2
  • 野菜    大さじ4〜6

を食べられるようになったら

(参考文献:Gina Ford,The Contented Little Baby Book of Weaning, 2012)

たんぱく質を始める前の離乳食量は、思っているより多めです。

そのため、ジーナ式以外の離乳食で進めている場合はたんぱく質を始めたからといって、11:00の授乳をすぐに卒業するのは要注意と考えておきましょう。

おさえておきたいポイント|2回食

2回食目は、17:00の夕食で

2回食に進む場合、朝食ではなく夕食から始める理由は、夕食がしっかり食べられるようになることで、22:00台の授乳が徐々に減っていく(減らしやすくなる)ためです。

A. おすすめしません。

夕食ではなく朝食を先に始めた場合、

  • 22:00台の授乳がまだ必要な時期に
  • 朝食を始めることになり

その結果⇒

  • 7:00の授乳量が減ってしまう
  • もしくは 離乳食を十分に食べられない

どちらかに陥る可能性があります。

そのため、2回食目は朝食ではなく、夕食から始めるという考え方を基本にしておくほうがおすすめです。

夕食の進め方

入浴前後の振分授乳を行っている場合

17:00 授乳(半量)→ 離乳食
18:00 授乳(半量)

まずはこの形から始め、離乳食量が増えるのに合わせて

  1. 17:00の授乳量を徐々に減らす
  2. 入浴後(18:00)の授乳を全量に近づけていきます
入浴前後の振分授乳を卒業している場合

17:00 離乳食
18:00 授乳(全量)

おさえておきたいポイント| 3回食

3回食目は、7:00の朝食がようやくスタート

3回食目は、7:00の朝食がようやくスタートします。
ジーナ式では、生後24ヶ月までは「まず授乳から」が基本です。朝食も例外ではありません。

朝食時の基本の流れ

  • 先にミルクを2/3量(150〜180ml)飲ませる
  • その後に離乳食
  • 最後に残りのミルクを飲ませる

このよう流れにすることで、1回の授乳は合計で180〜240mlが目安になります。

離乳食をあげる前に、最低でも150〜180mlは飲めている状態を作ることが大切です。

A. 1歳以降を見越して、授乳量を安定して維持するためです。

1〜3歳頃になると、ミルクは牛乳などに切り替わっていきますが、それでも1日あたり約300ml程度の乳製品量は必要とされています。

そのため、

  • 朝と夜の2回に分けて
  • 1回あたり150〜180ml程度

というリズムを、赤ちゃんのうちから作っておくことが大切です。

朝食でいきなり離乳食を先にしてしまうと、朝の授乳量が減りやすくなり、将来的に「朝はあまり飲まない」リズムが固定されてしまうことがあります。

朝食も授乳から始めるのは、1歳以降まで見据えた“量とリズムの土台作り”と考えておきましょう。

ジーナ式は「3回食が早い」と言われる理由

ジーナ式は、日本の一般的な離乳食と比べると

  • 3回食への移行が早い
  • 朝食開始の月齢も早め

と言われることが多いです。

日本では9ヶ月頃から3回食になるケースが多いため、ペースの違いに戸惑う方も少なくありません。

実際に 3回食開始の日のジーナ式の離乳食のメニューを見てみましょう。

6ヶ月未満で離乳食開始の場合
7:00
授乳180〜240㎖
裏ごしたフルーツ 大さじ1
11:00
授乳150〜210㎖
さつまいも・にんじん・ズッキーニ
混ぜたものを大さじ4
14:30
授乳150〜210㎖
17:00
なし
18:00
授乳180〜240㎖
ライスシリアル 小さじ4
裏ごしたりんご 大さじ2
22:00
表記なし(前日まで60㎖)
離乳食開始の1ヶ月後から3回食スタート
6ヶ月で離乳食開始の場合
7:00
授乳180〜240㎖
ヨーグルト 小さじ1〜2
フルーツ 大さじ1〜2
11:00
食前の授乳60〜90㎖
さつまいも 大さじ2〜3
裏ごした野菜 大さじ1
少量の鶏のだし汁
14:30
授乳180〜240㎖
17:30
ライスシリアル 小さじ4〜5
フルーツ 大さじ〜2
18:00
授乳180〜240㎖
22:00
授乳は必要な分
離乳食開始15日目から3回食スタート

3回食を始められる目安

何ヶ月から離乳食をスタートしていたとしても共通することは、朝食を始める前に、22:00台の授乳量がかなり減っていることです。

これは、

  • 夜間の授乳に頼らなくても栄養が足りている
  • 朝にしっかり空腹を作れる状態になっている

というサインではないかと考えられます。

おさえておきたいポイント|その他

トレーニングマグは長期戦

トレーニングマグは、「できるようになる時期」よりも慣れるまでの期間が長いと考えておくと気持ちがラクです。数週間〜数ヶ月かかる子も多く、「飲めない=失敗」ではありません。

まずは

  • 毎日少しずつ触れる
  • いろいろなタイプを試す

くらいの気持ちでOKです。

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さいごに

「何ヶ月で3回食か」よりも、22:00の授乳量が減り、朝にしっかり飲めているかを判断軸に進めていいのではないでしょうか。

月齢ではなく、授乳と睡眠の安定度を見ながら調整していきましょう。

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■ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
■Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31
■Gina Ford「The Contented Little Baby Book of Weaning 」,Ebury Digital ,2012/4/24

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