Twitter・Instagramでのジーナ式の個別DM相談人数100人以上の経験からジーナ式を独自に考察・解説

【ジーナ式】新生児からジーナ式スケジュール開始まで

こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。

本記事では

新生児期からジーナ式スケジュールが開始できるまでの期間についてです。

私がしっかりジーナ式を始めたのは生後5週(生後1ヶ月)からです。

それまではかなりゆるゆるジーナでした。
その時やっておいてよかったこと、やっておけばよかったことを振り返りながらこの時期のポイントについて、まとめていこうと思います。

出産前にできること

私の考える、「生まれる前にできること・やっておいたほうがいいこと」はズバリ3つ!

①本を読み込む
②睡眠環境づくり
③規則正しい生活

①本を読み込む

妊娠中にもし時間があれば、流し読みやスケジュールのみの確認するのではなく、読み込んでおくことをお勧めします。
生まれてから読み返えす時や疑問点が生じてる時には、寝不足・疲労が溜まっていたりして頭も正直まわりません…

私は妊娠中、適当に読んで、スケジュールのところだけ読み込んでメモをしていました。
生まれてわかったことは「スケジュール通りにはいかない、むしろスケジュール通りに行くほうが奇跡」であるということでした。

おすすめの読み方について記事にしているので、こちらの記事の■さいごに をご覧下さい。

②睡眠環境づくり

生まれてから準備するよりも妊娠中に作っておくとスムーズにスケジュールを開始することができます。生まれてしばらく経ってからジーナ式を始める方にはまず、睡眠環境を作ることをおすすめするほどです。
赤ちゃんがいる状況で作っていくには大変なので妊娠中に終わらせておくことをおすすめします。

睡眠環境づくりのポイントについてはこちら

③規則正しい生活

これはジーナ式の本で得た知識ではありませんが、妊娠中のママの生活リズムや早寝は生まれてから赤ちゃんの生活リズムの土台となる超日リズムの形成に影響することが報告されています。

「寝る子・寝ない子ガチャ」など言われることもありますが、少しでも寝る子になってくれる可能性があるなら淡い期待を持ちつつ、やっておいて損はないかと私は思っています。

ジーナ式スケジュール開始の目安

赤ちゃんが生まれて、ジーナ式で一番最初の1~2週のスケジュールを開始するには条件があります。

☑︎出生体重まで戻っている
☑︎授乳間隔が3時間空いても平気
☑︎授乳後しばらく機嫌良く目を覚ましていれる

この条件が満たされるまでの初めのうちは3時間おきの授乳を行います。

生まれてからジーナ式開始までにできること(新生児)

実際にジーナ式スケジュールを始められるようになるまでに出来ること、やっておいたほうがいいことはどんなことか。

私自身、振り返って考えてみると6つあります。

①ディマンドフィードは行わない
②3時間以上授乳間隔を空けない
③おくるみに慣れさせる
④完母・混合の場合は母乳量を把握する
⑤哺乳瓶拒否にならないための対策をしておく
⑥添い寝・添い乳はしない

なぜ以上のことなのか、1つずつご説明していきます。

①ディマンドフィードは行わない

ディマンドフィードとは赤ちゃん主導の授乳方法
要求に応じて/欲しがる時に授乳

ジーナ・フォードがディマンドフィードに反対する理由は簡単に3つ

1.生まれたばかりの赤ちゃんは自分から欲しがらないことが多い
これは特に低出生体重の子や双子に多い傾向です。

本来は必要としているのに自分から欲しがらないために授乳間隔が空いてしまうことは、脱水症状のリスクもあるのでおすすめしていません。

2.空腹なのか別の理由で泣いているのか判断しにくい
赤ちゃんが泣くたびに授乳をするので、空腹以外で泣いている可能性があるのかどうかがわかりません

3.夜中に何度も起きて少量のむ睡眠パターンになるリスクがある
ディマンドフィードで育った子は夜中に長く寝ることができる時期が来ても何度も目を覚まし少し飲んでは眠るという睡眠パターンになりやすいからです。

②3時間以上授乳間隔をあけない

例えば新生児期に4時間の授乳間隔にした場合、以下のような流れでトラブルに繋がります(1日6回の授乳)

1.母乳の出に影響がある
1日6回では胸に刺激を与えて母乳がよく出るようにするのには不十分

2.1日に必要な量が飲みきれない可能性がある
生まれて間もない赤ちゃんは飲む量が少なく頻繁に授乳する必要があり、1日6回に制限していると足りなくなる可能性があります。

そして2~3週間(成長期)もすると母乳量以上をたくさん欲しがる時期になりますが、ママからの供給が足りず…

3.2時間おきの授乳など頻繁になる

4.日中に授乳間隔があいてもその分夜中に飲む量が増える
となり、最終的に以下のような悪循環に陥ってしまします

5.1日に10~12回以上の授乳を続けている子になる
睡眠不足で疲れがたまり、1回の授乳時間が短くなっていく

ただし空腹で欲しがっている場合は、3時間以下でも授乳が必要になります。
これは、1〜2時間おきに授乳を求める場合で、母乳がきちんと出るようになるまでの数日間は、空腹で泣くたびに授乳が必要になります。

私がぼっちゃんを産んだ病院は以下のような方針・指導があり
・母乳育児推進
 (希望すれば混合・ミルクでの指導もしてもらえる)
・3時間おきの授乳
・手での搾乳の仕方を覚える
比較的ジーナ式に近いリズムでした。
このことがプラスになってゆるゆるジーナ式からガチガチに変えたときも授乳リズムを改めて作り直すことなく軌道にのりました。

③おくるみに慣れさせる

退院してしばらくしてからの生後3週間ほどのころに、「おくるみをすると寝る」と友人に聞き試してみました。しかし、どんなに巻いても巻かれることそのものを嫌がりました。

おくるみに早い段階で慣れていたらお昼寝トラブルなどでもう少し楽だったんじゃないかと思うことが度々あったことが理由です。

一方で、おくるみなど包まれることが嫌いな子もいるので要注意です。

参考:トレイシーホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全

④完母・混合の場合は母乳量を把握する

各時間それぞれ平均でどのくらい飲めているのかの把握はかなり重要です。

体重が増えていない場合や、新生児なのに全然寝ない子などは足りてないケースが多いので、母乳量を増やすか、ミルクを足すかで対応が必要になります。

毎回測るのは大変なので週に1回でもいいので把握できるといいかと思います。

⑤哺乳瓶拒否にならないための対策をしておく

哺乳瓶拒否対策は0ヶ月から始まります。
対策についての詳細は以下の通りです。

【STEP1】
新生児のうちに、搾乳した母乳/ミルクを哺乳瓶であげる

【STEP2】
1日に一度、哺乳瓶を使う
おすすめは22:00または夜中の授乳時

【注意事項】
乳頭混乱を起こす可能性があるため、早期から1日に2回以上哺乳瓶は使わない

私は、生後5週まで混合でしたがその時の悩みは量がイマイチよくわからないから始まり、最後は乳頭混乱になったことでした。

今まで哺乳瓶拒否で悩む人をたくさん見かけてきました。哺乳瓶拒否になってからでは大変なんです…

1回でもミルクを使う予定のある人は、これは知っておいて欲しいおすすめの対策です。

⑥添い寝・添い乳はしない

理由は2つです。

1.命に関わるため
これは、SIDS(突然死)のリスクが高まるからです。
日本では布団文化で添い寝になるケースが多いのもあってあまり認知されていませんが、添い寝は突然死のリスクが跳ね上がると言われています。

突然死した赤ちゃんの約70%は添い寝をしていたとの報告もあります。

2.月齢が上がっていくにつれ1人で寝ることが難しくなるため
「添い寝=ねんねサイン」となってしまった場合を想定しています。
夜中の間もずっと添い寝ができる、夜中に起こされても寝かしつけることが苦ではなければねんねサインとしては問題ないかと思います(SIDSの観点からはお勧めしません)

ねんねサインについては、こちらの⬛︎間違ったねんねサイン にどんなトラブルになるか詳しくまとめてます。

さいごに

ジーナ式は多くの人が「もっと早く始めればよかった」というくらい早くからはじめた方が効果が実感できる・生活リズムが身につく育児法です。

比較的早い段階からジーナ式をガチガチに始めた私ですが、新生児期はゆるゆるジーナ式でした。それでもやってて良かったと心から思ったのは授乳リズムです。

それ以外はジーナ式やるぞ!となってから大急ぎで取り組んだすので今回まとめた内容の多くは妊娠中に準備ができていたら、新生児期にやっていたらもっと楽だったのにと後悔したことをまとめたような内容です!


参考文献
▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31


 

 

>