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【ジーナ式】授乳のリズムを作るには

こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。

本記事では

ジーナ式を成功させるための授乳の時間の3つのポイントである

・授乳スケジュールを原則守る
・各時間の授乳量配分
・授乳量を把握する

をおさえるためのコツを、2回の記事にわけてまとめます。

今回は「授乳スケジュールを原則守る」についてです。
2回目の記事はこちらです。

※ネットなどで簡単に検索して出てくるスケジュールでは不十分です!必ず本を読みましょう。

ジーナ式スケジュールの授乳時間は基本的に以下の時間に設定されています。

7:00/11:00台/14:30/17:00&18:00台★/22:00台
★は振り分け授乳として、就寝前にしっかり飲ませるためにそれぞれ半量飲ませます(振り分け授乳については後述)

※月齢によって時間は多少前後します

授乳スケジュールを守るコツ

授乳スケジュールを守るコツは3つです!

①授乳スケジュールの大幅なアレンジはしない
②「〇時以降は授乳を控える」の記載は守る
③振り分け授乳を行う場合は記載されている時間で行う

授乳スケジュールの重要性

なぜジーナ式には授乳スケジュールがあり、アレンジをおすすめしないのか。
それは授乳のリズムが整うことで睡眠も整えやすくなるからだと私は考えます。

ジーナ式は、日中に1日に必要なエネルギーを摂取することが夜通し寝のポイントです。授乳スケジュールを大幅にアレンジしたり、乱れていては1日に必要な量を起きている時間に飲ませきることができません。

赤ちゃんが確実に十分な量を飲めるように導くため

ジーナ式カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座【改訂版】ジーナ・フォード著 2020年 朝日出版改訂版 第4章 117ページより

しかし!
本の記載には、最初の胸から最長20分~…など細かくそんなの守れないよ!と正直なります。

ここで注意しなければならないのはその時間、授乳し続けるという意味ではないということです。厳密に守る必要はなく、お子様がしっかり飲めていれば問題ないのです。

授乳スケジュールをアレンジするリスク

結論からいうと…

しっかり飲むべき時間に飲めなくなり1日に必要な量が飲めなくなって、ねんねが崩れてしまう可能性があります。

授乳スケジュールをアレンジすると実際にどんなトラブルに繋がるのか、私の相談者さんに実際あった例をいくつかご紹介します。
※絶対にそうなるというわけではありません

・しっかり飲むべき時間に飲めない
→昼寝がしっかりできない・夜通し寝できない

・あまり飲まなくていい時間でのみすぎてしまう
→次の授乳に影響・寝起きが不機嫌

・授乳を控える時間に授乳することで次の授乳でしっかり飲めない
→昼寝で起きてしまう・1日の必要量を飲めない

・1回でしっかり飲むことができず頻回授乳になる
→お腹が苦しくて寝つきに影響・吐き戻し・黄昏泣きのような症状

など…
授乳スケジュールアレンジで睡眠が乱れるだけでなく、場合によっては日中のご機嫌にも影響してくることもあります。

以上のことから、お出かけの日などを除き、可能な限り授乳スケジュールはアレンジしないことを私はおすすめします。

授乳を控える時間って何時?

7:45以降(0~2週は8:00以降)、15:15以降

【7:45以降は控える理由】

11:00台の授乳で、しっかりたっぷり飲むためです。

なぜ、11:00台の授乳でたっぷり飲む必要があるのか。
それは、7:00と11:00台の両方でお腹いっぱい飲まなければ昼寝を2時間以上することが難しいからです。

【15:15以降は控える理由】

17:00,18:00台の授乳で、22:00まで眠るのに必要な量を飲むためです。

振り分け授乳ってなに?

振り分け授乳(ふりわけじゅにゅう)とは、1回の授乳を2回に分けるジーナ式特有の授乳方法です。

(例)17:00と18:00の授乳は本来18:00の授乳を振り分けしています

生後5、6ヶ月頃まで18:00の授乳は入浴前後で振り分け授乳を行うようにスケジュールが組まれています。(その理由は次回の記事をご覧ください)

入浴前後以外で振り分け授乳を行うことは「原則」ありません。
ではどのような時が振り分け授乳を行わなければならない「例外」なのか。

(例外)しっかり飲ませたい時間に飲めなかった時

【しっかり飲ませたい時間】

7:00、11:00台(、18:00台)、22:00台

次は具体的な振り分け授乳の方法についてご紹介していきます。

振り分け授乳の方法は?

振り分け授乳の方法を各時間に分けてご紹介します。

振り分け授乳を行う際の注意点
不足した場合に使う振り分け授乳は何週間も継続して行わない
(本来の量がなかなか増えない場合は、根本的な原因が別にあるため)

7:00の授乳量がかなり不足した場合

11:00の授乳を10:15に早め、11:15~11:30の間に再度軽く授乳をします

11:00の授乳量が不足した場合

昼寝前に軽く授乳をします

17,18:00の振り分け授乳

【母乳の場合】
17:00 片胸から授乳
18:00 先ほどの胸から飲み切っていない場合はそちらから授乳後、もう片方の胸から授乳

【ミルクの場合】
17:00 1回分の量÷2を飲ませます
18:00 1回分の量÷2+30mlを飲ませます

22:00の授乳で飲めない場合

22:00 授乳後そのまま起こして起こしておきます
23:00 軽く授乳をして寝かします

以上がよく使われる振り分け授乳です。
他にも低月齢(夜通し寝定着前)の早朝覚醒時の振り分け授乳や、3ヶ月以降の夜通し寝ない場合は22:00の振り分け授乳で異なる方法などもあります。

さいごに

今回は「授乳スケジュールを原則守る」ためのコツについてでした。

ジーナ式と他のネントレ本の大きな違いは、授乳スケジュールがここまで緻密に考えられているかだと思います。ジーナ式は「ネントレ」ではなく、「1日の赤ちゃんの過ごし方」ですので睡眠スケジュールだけでなく授乳スケジュールもポイントになってくるわけです。

次回以降は、以下の内容について記事にしていこうと思っています。

・各月齢の推奨授乳量
・各時間の授乳量配分
・授乳量を把握する
・しっかり飲んでもらうためのコツ

ぜひご覧ください!


参考文献
▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31
▪️Gina Ford「The Contented Little Baby Book of Weaning 」,Ebury Digital ,2012/4/24


 

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