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【ジーナ式】少しでも長く寝てもらうためには

こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。

本記事では

ジーナ式を成功させるための12のポイントのうち「睡眠時間」について、2回に分けてまとめていきます。

今回は…
・授乳=睡眠にしない
・抱っこでゆらゆら寝かしつけない
・必ず目が開いた状態でベッドに寝かせる
・毎晩同じ時間に同じ流れで就寝の準備をする
・長く寝る必要のある子かどうか見極める
がなぜ重要なのかをまとめました。

1回目の記事は睡眠環境についてでした。

※ネットなどで簡単に検索して出てくるスケジュールでは不十分です!必ず本を読みましょう。

長く寝ることができる子になるには

赤ちゃんは、親がセルフねんね/再入眠できるようにサポートしてあげることでねんねの仕方を学んでいきます。

どんなことに気を付けてサポートをしてあげなければいいか。
睡眠の時間だけに限れば、以下のたった3つだと私は考えます。

・間違ったねんね癖で寝かしつけない
・ひとりで寝付くための時間を与える
・その子にあったスケジュールで過ごす

これに加えて、授乳の時間・遊びの時間のポイントすべて抑えることでジーナ式を成功させることができます。

間違ったねんねの癖

間違ったねんね癖とは…
授乳、抱っこ、ゆらゆら、トントン、おしゃぶりなどで常に寝かしつけをされていることです。

Question
間違ったねんねの癖がついてしまうとどうなる?
Answer
・夜中に何度も目を覚ます
・親の介入なしでは再入眠できなくなる
・長い睡眠ができなくなる
・どうやって再入眠したらいいかわからず、不機嫌になったりギャン泣きをする
・うたた寝する癖がついてしまう
といったトラブルの原因になります。

間違ったねんねの癖がつかないようにするために、ジーナ式では細かく睡眠環境についての記載や睡眠スケジュール、授乳スケジュールがあります。

赤ちゃんをベッドに置くときは

赤ちゃんをベッドに置くときはできるだけ目を覚ました状態が理想的です。
なぜ目が覚めている状態でベッドに置く必要があるのでしょうか。

赤ちゃんは寝付くときの環境を覚えているといわれているからです。
そして、眠りが浅くなったタイミングの時に寝る前と同じ環境だと、目を覚ましにくい・覚ましても再入眠しやすくなります。

目が開いている状態でベッドに置けて遮光された真っ暗な部屋で一人で寝付けたら、次に起こすまで寝付いたときと環境は変わりません。

大人で例えると…

リビングのソファで愛犬とウトウト寝たはずなのに、起きたら1人寝室のベッドにいる状況です。
(どうやってここに来たの?)(愛犬はどこ?) と色々と疑問に思うでしょう。

赤ちゃんも同じです。もし抱っこ等で寝付いた後にベッドに寝かせたら、眠りが浅くなり起きた時に、抱っこされていない!ってビックリしちゃいます。
そうすると泣いてしまう・1人で再入眠できないといったトラブルになります。

少しでも長く寝てもらうため、セルフ再入眠をしてもらうためには目が開いている状態でベッドに置くことがポイントになるわけです。

Question
低月齢で授乳中に眠ってしまった場合は?
Answer
軽く起こしてからベッドに寝かしましょう

ねんねルーティン

ねんねルーティンとは、毎日、同じ時間に同じ流れで就寝の準備をすることです。
こうすることで、赤ちゃんに1人でねんねするための流れを学んでもらいやすい・ねんねの時間と認識してもらいやすくなると私は思っています。

ねんねのルーティンの導入時期は、早ければ早いほどいいです。
導入初期は効果を感じにくいですが、だんだんと効果が現れます。

The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers


ねんねルーティンを導入するときのポイントは3つ

①ママ、パパ、誰が行っても同じ流れで一貫して行う
②ルーティンの内容をコロコロ変えない 
③入浴後〜就寝は同じ時間、同じ流れ、同じ人が一貫して行う

我が家ではリラックスタイム=ねんねルーティンの時間にしていて以下のような流れで過ごしています。

寝つく20~25分前おもちゃを片付けて、オムツを替える
15~20分前①寝室へ向かう間、抱っこで落ち着かせる
②寝室へ入ったら照明(暖色系)をつけて、ベビーバッドに寝かせ、
いつも同じ曲のオルゴールを鳴らす
③しばらくしたら照明のトーンを下げて部屋を薄暗くする
④オルゴールは流しっぱなしでベビーベッドの中で自由に過ごしてもらう
5分前スリーパーを着せたら、オルゴールと電気を消して退室

生後7週頃には①~④までの流れのルーティンが定着していて朝寝・昼寝・夕寝・入浴後の就寝時で行っていました。(夜間、早朝授乳、22:00の授乳の時は飲ませ終わったら即ベッドです。)

ルーティンを導入した当時は深く考えずこのルーティンにしていましたが、月齢が上がってこのルーティンにしてよかったと感じることがあります。
理由は以下の3つです。

・リラックスタイムに親がすることはベッドに置く・オルゴールを流すだけなので、夫が行っても差がない
・つかまり立ちをするようになってからリラックスタイム中につかまり立ちから下に降りる練習を自分でしていた
・体重が増えてからもリラックスタイム中に抱っこやトントンしないでいいから肉体的に楽
(寝室に行く前に抱っこやスキンシップをしてます)

ねんねルーティンは本当に家によって違うと思います。
あくまでも上記の流れは我が家の場合…

毎日行う流れなので、赤ちゃんとママにとってやりやすいルーティンでぜひやってみてください!

スケジュール通りに起こしておくことができない!

月齢にあったスケジュールをやろうとしても、時間まで起こしておくことができない!といったことをネットやSNS等でよく見かけます。

スケジュールを通りに起こしておいてはダメな子もいるんです。
それはどんな子か、本に記載されている「通常より長く寝る必要のある子」に当てはまる子です。

Question
長く寝る必要のある子を、スケジュールに当てはめて起こして置いたらどうなるの?
Answer
・疲れすぎ、興奮しすぎて寝付けない
・30分ほどで起きてしまう
・起きても不機嫌
こういったトラブルの原因になってしまいます。

長く寝る必要のある子ってどんな子?

では実際に、長く寝る必要のある子ってどんな子なのでしょうか。

・日中の活動時間が短い
・夜の就寝時間にはすんなり寝付く
・夜中の授乳後もすぐ眠る

【快眠講座】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

です。

これに当てはまる子の場合は、朝寝や昼寝の入りを早めてお昼寝上限を伸ばしたりして、その子に合わせてスケジュールを調整する必要があります。

ですがここで気を付けてほしいのは、「うちの子は長く寝る必要のある子」と決めつけないことです。
低月齢の時は長く寝る必要のある子が多いですが、月齢が上がってくると長く寝る必要ある子ではなくなる可能性があるからです。

その時期のお子様の状況で調整してあげましょう。

■さいごに

昼寝で2時間、19:00から3時間⁉︎とてもじゃないけどそんなに寝ないからそもそもジーナ式できないんだけど…?なんてことはないでしょうか。

その場合は、スケジュール以前の基本に戻るといいもしれません。

基本を再確認した上でジーナ式特有のスケジュール調整ができると長く寝れるようになるかも?


参考文献
▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31


 

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