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【ジーナ式】朝寝分割・夕寝分割ってなに

こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。

SNSなどでよく見かける「朝寝分割」「夕寝分割」について解説します。

朝寝分割・夕寝分割とは

まず朝寝分割、夕寝分割とは著書でいう何を指しているのか

「午前中のお昼寝を2回に分ける」「夕方のお昼寝を2回に分ける」「夕方のお昼寝で短いお昼寝」

このようなワードが使われており、分割とは基本的に「お昼寝を2回に分ける」という意味である

分割が必要な理由

なぜ昼寝分割はなく、朝寝と夕寝で分割を行うのか
その理由は、ジーナ式ではランチタイムのお昼寝は必ず1日で1番長いものになるよう推奨していて12〜14:00でしっかりさせたい、その習慣を早期から身につけたいから

Question
どうしてこの時間に長いお昼寝が必要なの?
Answer
この時間に長くぐっすり眠る習慣ができると
・疲れすぎて不機嫌になるなどなく楽しい午後を過ごすことができる
・夜の就寝も落ち着いてスムーズに行えるため

Question
なぜこの時間なの?
Answer
12~14時の間は、赤ちゃんの集中力が低下する時間と重なっているため
その結果、眠りが深くなり、より良質な睡眠が得られると言われている

朝寝分割

いつ使うか

  • 9:00より前に眠くなってしまう
  • 朝寝を30〜40分で起きてしまう
  • 朝寝で9:30頃には目を覚ましてしまう
  • 昼寝で疲れすぎが原因で起きてしまう
  • 早朝覚醒後、再入眠なく7:00を迎えた

どれかに当てはまる場合に朝寝分割を活用する

考え方

昼寝を12〜14:00前後で2時間キープするには2つのポイントがある

  1. 疲れすぎていないこと
    朝寝から昼寝までで「活動時間」を超えて寝かせようとすると疲れすぎてしまい昼寝を長くすることが難しくなることがある
    そのため、活動時間を意識して疲れすぎていない状態で昼寝をはじめられるように調整が必要
  2. 朝寝が長すぎないこと
    疲れ対策のためにと、長い朝寝をさせることもまた昼寝で長く寝ることが難しくなる一因となる
    月齢・体力に合わせた適切な朝寝の長さに抑えることもまた重要

つまり朝寝分割は、起床から昼寝において月齢や体力を考慮した適切な長さで朝寝を行い、疲れすぎないように昼寝を迎えるための調整方法である

基本のやり方

著書の中で紹介されている開始時間と長さは以下の通り

8:30~45 20〜30分程度の短いお昼寝
10:30~11:00 10~15分程度のお昼寝

アレンジのポイント

  1. 活動時間内に次の睡眠へ
    活動時間については「予備知識」にて解説
  2. 朝寝の合計は朝寝上限(月齢・お子様の体力合わせた適切な長さ)を超えないように
    朝寝の合計が長すぎる場合は次のようなトラブルが目安となる
    • 昼寝で起きる
    • 夜間授乳で飲んでも寝ない

夕寝分割

いつ使うか

  • 昼寝の起床から16:00頃まで起きていられない場合
  • 夕寝が長くできないが就寝まで体力がもたない場合
  • 昼寝で早めに目を覚まし夕寝まで起きていられない場合

考え方

夕寝の目的は、昼寝から就寝までの一時休憩のようなもの

19:00(低月齢は18:30に前倒しすることもあり)の就寝以降22:00までぐっすり眠るためには昼寝同様ポイントは2つ

  1. 疲れすぎていないこと
  2. 夕寝が長すぎないこと

また、17、18時の授乳のタイミングで疲れているとしっかり飲むことができず22:00前に空腹起きしてしまうリスクもある
このようなトラブル回避のためには夕寝分割で対処することができる

基本のやり方

著書の中で紹介されている開始時間と長さは以下の通り

14:30〜15:00 10〜15分程度の短いお昼寝
16:30〜17:00 短めのお昼寝

アレンジのポイント

  1. 活動時間内に次の睡眠へ
    活動時間については「予備知識」にて解説
  2. 夕寝の合計は夕寝の上限(月齢・お子様の体力合わせた適切な長さ)を超えないように
    夕寝の合計が長すぎる場合は次のようなトラブルが目安となる
    • 19:00の就寝時の寝つきが悪い
    • 夜間授乳で飲んでも寝ない

活動時間

分割をするときにお子様の「活動時間」を知ることはとても重要!

活動時間とは

活動時間=起き続けられる時間

引用:愛波あや「ママと赤ちゃんのぐっすり本」,講談社,2018/6/15
引用:愛波あや「ママと赤ちゃんのぐっすり本」,講談社,2018/6/15

この時間は目安であり、お子様によって個人差があ
そして活動時間がどのくらいかは目安を元にしつつも、実際にお子様の様子を観察して判断することが重要です。

ねんねサインはお子様によって違いがありますが、次のような例がある

手や誰かの肩で目を擦る、耳を引っ張る、目を大きく開ける、泣く、すすり泣く、興奮する、イライラし始める、ぼーっとしている、ソワソワしている、反応がない、おもちゃなどに興味がなくなるなど

実際にやってみよう!

生後1ヶ月

  • 活動時間 40分
  • 通常より長く寝る必要がある子に当てはまる

 7:00 起床
7:40~8:30 1回目の朝寝(40分)
9:10~9:50 2回目の朝寝(40分)
10:30~11:00 3回目の朝寝(30分)
11:40~14:10 昼寝(2時間30分)
14:50~15:35 1回目の夕寝(45分)
16:20~17:00 2回目の夕寝(40分)
18:30 就寝
お昼寝合計5時間45分

KANA
KANA

いきなり朝寝の分割が2回ではなく3回のアレンジですが、活動時間が短い上に、朝寝で長く眠るのが難しいはこのように分割の回数を増やすこともあります
また夕寝の分割も活用して夜の就寝時に疲れすぎないよう対策していますね

生後1ヶ月半

  • 活動時間 60分くらい
  • 通常より長く寝る必要がある子に当てはまる

7:00 起床
8:00~8:45 1回目の朝寝(45分)
9:45~10:30 2回目の朝寝(45分)
11:30~14:00 昼寝(2時間30分)
15:00~15:30 1回目の夕寝(30分)
16:30~17:00 2回目の夕寝(30分)
18:30  就寝
お昼寝合計 5時間(+前倒し30分)

KANA
KANA

よくあるアレンジ・調整方法例ですね
朝寝分割、夕寝分割両方活用してしています

生後3ヶ月

  • 活動時間 1時間30分くらい
  • 通常より長く寝る必要のある子に当てはまる
  • 6:00に起きて再入眠しなかった

6:00 目が覚める
7:00 部屋を明るくする
7:30~8:00 1回目の朝寝(30分)
9:30~9:45 2回目の朝寝(30分)
11:30~14:30 昼寝(2時間30分)
16:30 夕寝(30分)
18:30 就寝
お昼寝合計 3時間30分(+前倒し30分)

KANA
KANA

早朝覚醒で寝ないまま7:00を迎えたケースのアレンジですね
この場合は7:00に起きた時と全く同じスケジュールにしようとすると朝寝の時点で疲れすぎて今います
その対策として朝寝分割を活用します

生後5ヶ月

  • 活動時間 1時間30分くらい
  • 体力は普通で長く寝る必要のある子にはあまり当てはまらない

7:00 起床
8:30〜8:50 1回目の朝寝(20分)
10:20〜10:40 2回目の朝寝(20分)
12:20〜14:30 昼寝(2時間10分)
16:45〜17:00 夕寝(15分)
19:00 就寝
お昼寝合計 3時間5分

KANA
KANA

基本のやり方にかなり近い朝寝分割ですね



参考文献  
▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31
▪️愛波あや「ママと赤ちゃんのぐっすり本」,講談社,2018/6/15
▪️ポリー・ムーア「賢い子は1歳までの眠りで決まる」,日本文芸社,2017/7/27


著:ポリー・ムーア
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