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【ジーナ式】生後6~9ヶ月 よくある授乳・離乳食トラブル

こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。

本記事では

本記事ではこれまでの実践編の記事同様、実際にやってみて・相談を受けてきた経験を元によくある授乳・離乳食トラブルとその対応・対策についてまとめていきます。

※ネットなどで簡単に検索して出てくるスケジュールでは不十分です!必ず本を読みましょう。

よくある授乳トラブル

7:00の飲みが悪い

7:00の飲みが悪くなるケースは2パターンあります。

⑴22:00台の授乳でたくさん飲んでいることが原因の場合
⑵22:00台も減っている・卒業しているのに朝の飲みが悪い場合

⑴22:00台の授乳でたくさん飲んでいることが原因の場合

離乳食が開始後も22:00にたくさん飲んでいる場合、次のような悪循環が想定されます。

※転載禁止

この状況で22:00をなくそうとすると早朝覚醒、睡眠トラブルのリスクがあるので以下の方法で授乳量と食事量を調整しましょう。

⑴11:00と14:30の授乳量をかなり大幅に減らし、昼食と夕食の量を増やす
⑵22:00の授乳量を増やす
⑶11:00の授乳量を減らし、少量になったら14:30の授乳量を増やす

参考文献 :Gina Ford「The Contented Little Baby Book of Weaning 」,Ebury Digital ,2012/4/24

最終的に1日のうち7、14、18:00台の授乳が多くなるようにしましょう。
(9ヶ月くらいには14:30も減ってきます)

⑵22:00台も減っている

・卒業しているのに朝の飲みが悪い場合

これは本の中では想定されていないケースです。
このケースでの相談が合った時、私は次の3つを確認・提案をします。・本来多く飲むべき時間以外に多く飲んでいる時間はないか
7:00、18:30をフルとしてそれ以外の時間で飲んでいる場合は11:00、14:30の順に減らす/卒業して調整しましょう。

・離乳食量が目安より多くないか

授乳量を維持できないくらい「食べていないか」ということです。
まず夕食が合計120g以上飲んでいないかを確認調整して、それでも7:00が増えなければ昼食・夕食合わせて少しづつ減らしてみましょう。

・元々少食ではないか

少食で本人が必要としている量が元々多くない場合は、離乳食量・授乳量合わせて7:00に回せるところはないかバランスを見ながら探します。

11:00台の量が減らない

この時間のミルクを減らそうとしても全量飲まないと泣く、けれど飲ませると離乳食を食べない!このような場合は、次のような方法があります。

●方法1 (離乳食を先に食べさせる)

今もし11:30~11:45に食事をしているとしたら、離乳食の時間を少しだけ早めて先に離乳食をたべ、その後に授乳にする

食事量が増えると自然とミルクの量も減るor減らすことができる

●方法2 (授乳を早める)
朝食を増やして昼頃のお腹空きすぎをまず対策して、11:00頃に授乳を早めて昼食を食べるまで最低40分ほど時間を空ける

私のおすすめは1つ目の方法です。
理由は、この時間の授乳量そのものを比較的自然に減らしやすいからです。

14:30の飲みが悪い

正直、この時間の飲み具合はあまり気にする必要ないと私は考えています。理由は「おやつ」だからです。

特に、昼食時に授乳をしている場合は想像している以上に量が減ることもあります。昼食時の授乳を卒業していても、増えないまま卒業する子もいます。逆に本通り増える子もいます。割とこの時間は本人の飲みたい量に任せていい時間です。

18:30に影響なければたくさん飲んでいいし、あまり飲まないなら飲まないで「おやつは今日はいらないのね」くらいでいいと思います。

18:30の飲みが悪い

まずは以下の2つを確認しましょう。

☑︎14:00台の授乳量
☑︎疲れすぎていないか

14:00台の授乳量を減らし続けて18:30の飲みがすぐに改善すれば、問題ありません。

もし改善しない場合は、次のような手順を試してみましょう。

⑴14:30を減らし続け15:00に遅らせる
⑵夕食の時間を16:45に早める

これでもし18:30の飲みが改善すれば、3日おきに2~3分ずつ夕食の時間を遅らせて17:00に戻します。
改善しなかった場合は、夕食の量を確認しましょう!

大さじ8以上食べているなら、夕食を少しづつ減らしていく

相談者さんの中には、元々少食な子の場合は大さじ8よりもっと少なくする必要があった例もあります。

22:00台の量が減らない

基本のやり方は、6~7時まで眠れるかどうか様子を見ながら22:00台の授乳量を数日おきに15ml(※1)ずつ減らしていきます
※1 日本ののミルクの場合20mlでOK

●離乳食が軌道に乗っても22:00の授乳が減らない場合

次の2つを確認して4日分の食事と飲み物を全て詳細に記録して原因を探してみましょう

☑︎月齢・体重に合った量の離乳食を食べているか
☑︎18:30の授乳で十分(210~240ml)に飲んでいるか

この上で、お腹が空いているからではなくたくさん飲むことが習慣になっている場合は次の方法で減らしましょう。

3~4日おきに30mlずつ減らしていき、そのせいで早く目を覚ますことがなければ、最終的に60mlになるまで減らし続けて、60mlまで減ったら、授乳をストップする

【快眠講座】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
第6章 ジーナ式スケジュール・実践編

授乳を嫌がる

6ヶ月でジーナ式の離乳食をはじめた場合、9ヶ月までは1日 最低500~600mlは必要と記載されています。

離乳食を始めてから授乳を嫌がる場合は快眠講座の第7章 1年目によくあるトラブルに記載されて以下の4つを確認しましょう。

☑︎6ヶ月頃は授乳の途中で離乳食をあげない
ほとんど飲み終わってから離乳食、最後に残りの授乳で授乳量を確保
☑︎6~7ヶ月の間に11:00の授乳は量を減らす
しっかり食べていれば(ジーナ式の離乳食の場合)そもそもそんなに必要ない
☑︎バナナは夕食にあげる
バナナやアボカドのような消化に時間のかかるため
☑︎おやつやジュースをあげていないか

早朝覚醒時の授乳対応

まず、基本の知識として24:00以降の授乳は全て朝の分とカウントします。そして5:00以降に授乳をした場合は授乳のスケジュールが少し変わります。

3回食を開始している場合

7:00 授乳しない
7:30 離乳食、食後に少量の授乳

3回食を開始していない場合

こちらは記載されていないので離乳食開始前の対応からアレンジをすることをおすすめします。

7:30 授乳(量が減った場合は以下のように調整)
10:00~10:30 離乳食
昼寝前 軽く授乳

よくある離乳食トラブル

離乳食を嫌がる

離乳食を嫌がる場合、まず確認するのは

ミルクを飲みすぎていないかです。

【22:00を飲んでいる場合】

⑴22:00を減らしていき、卒業する。
⑵昼食をしっかり食べれるように11:00台の授乳をかなり減らす

【上の2つが問題ない場合】

以下のことを確認しましょう。

☑︎食事の時間に疲れていない
夜間の睡眠、朝寝や昼寝はしっかりできているか

☑︎適切な食事の時間になっている

☑︎食事の2時間以内にジュースやおやつは口にしていない
原則、水分は食事を半分以上食べ終えたところであげる
※離乳食はじめたてはまず授乳から

☑︎月齢にあった食事になっている
すりつぶし、みじん切り、手づかみなど

☑︎特定で嫌がる物を出し続けいない
特定のものを嫌がる場合は、2週間ほど出すのをやめてみる

【9ヶ月近い場合】

☑︎色々な食材をごちゃまぜにしない
色・形・食感に興味を持ちはじめるため、いろいろな食材をごちゃ混ぜにすると飽きてしまう

☑︎食感や色の違う物を少量・何品も用意する

☑︎自分で食べられるような食材を用意
手づかみ食べを取り入れる

昼食時のトレーニングマグの練習が進まない

昼食時のマグ練習が進まず60~90mlの水がマグから飲めない場合は、飲めるようになるまではミルクを少量続けて構いません。

この場合、14:30の授乳量が減ってしまうのは自然なことなので気にしないでおきましょう。

トレーニングマグ拒否

ジーナ式では、1歳になるまでに哺乳瓶の卒業を推奨しています。

7~8ヶ月頃にはトレーニングマグの練習をはじめることをおすすめしています。
ですが、中にはトレマグ拒否の子もいます。

その場合はまずは次のような練習方法があります。

朝食時の授乳で、“柔らかい飲み口のスパウト”で練習

興味を示さなくても、できる限りミルクをトレマグから飲ませ、残りを哺乳瓶から飲むのを数日間続ける
全て飲めるようになったら、“硬めの飲み口”に変えて練習

これでも9ヶ月頃もトレマグ拒否の場合は次の手順の練習方法が提案されています。

⑴7:00の授乳をトレマグで最低60ml飲ませる
8:30〜9:00くらいまで、20分おきに試す

⑵昼食時は離乳食→トレマグで練習
昼寝後、入浴後は通常通り哺乳瓶で授乳

⑶7:00で飲めるようになったら14:30もトレマグにする
飲めるようになるまでは数日、またはもっとかかる可能性がある

我が子を振り返って

睡眠について

生後6ヶ月

睡眠に関して大きな悩みはなく過ごした1ヶ月だったように思います。

生後7ヶ月

寝返り防止ベルトの卒業を月はじめにしました。無事卒業できて安定したのも束の間、今度は離乳食と授乳のバランスによる空腹起きで昼寝の中途覚醒に悩みました。

生後8ヶ月

ついに12時間睡眠!
夕寝も卒業して暗闇休憩をしていました。

時々早く起きることはあるものの大きなトラブルはなく、順調に朝寝を遅らせる・短くなった1ヶ月です。

授乳と離乳食について

生後6ヶ月

食前の授乳を減らしはじめたものの、なかなか減らずに苦戦していました。
ラスミも減らず、7:00の飲みがいまいちで授乳量の調整に悩まされていた時期です。

生後7ヶ月

昼寝が空腹おきと判断できるまで刻みながら昼食時の授乳量を調整、検証しました。
結局140mlがボーダーとわかるまで長かったです。

生後8ヶ月

ラスミ卒業です。
少しづつ減らしていたラスミを40mlのところまで減らして卒業にしました。

14:30の授乳はこの時期ピークになりますがこれと言って増えることはほぼなく減っていきました。

さいごに

離乳食と授乳量のバランスに多くの人が悩まされるのがこの6〜9ヶ月です。
そして今までジーナ式がうまくいっていたのに急にすいみんトラブルが…となるのもこのじきです。
食は睡眠に直結するものなので、睡眠トラブルがある場合はまず、授乳と離乳食は?となるくらいです。

ジーナ式の離乳食で進めない場合は、特に要注意です。ジーナ式の離乳食との進み方・量の違いを理解していれば日本の離乳食でも補完食でもジーナ式スケジュールは続けられます。

アレンジする時はまず「どんなリスクがあってどんな違いがるのか」を理解しておくことが重要です。


参考文献

▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20

▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31

▪️Gina Ford「The Contented Little Baby Book of Weaning 」,Ebury Digital ,2012/4/24


 

著:Ford, Gina
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