こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。
本記事では
本記事では前回の記事同様、実際にやってみて・相談を受けてきた経験を元によくあるトラブルと対応・対策についてまとめていきます。
※ネットなどで簡単に検索して出てくるスケジュールでは不十分です!必ず本を読みましょう
授乳トラブル
授乳を嫌がる
まず以下のことを確認してください
☑︎授乳前に刺激しない
特に授乳前は刺激を与えすぎたり、いろんな人が来て順番に抱っこをするのは控える
☑︎落ち着いた雰囲気で授乳する
静かで落ち着いた場所で他の人は部屋に入れない
テレビなどもつけない
(リラックスできる音楽はOK)
☑︎授乳に必要なものは前もって用意しておく
☑︎オムツ替え前に授乳する
お腹を空かせて目を覚ましたらオムツ替えの前に授乳
例外:うんちをしている、オムツかぶれしやすい
☑︎おくるみなどで包んであげて授乳する
手足をばたつかせることがないように、柔らかいシーツでしっかり包み込む
☑︎泣いてる時は落ち着かせてから授乳する
泣いているのに咥えさせようとしたり口に押し込まない
授乳の姿勢で抱っこして背中を優しく叩きながら落ち着かせる、またはおしゃぶりを咥えさせて落ち着かせる
【授乳に1時間以上かかっている場合】
半分飲んだところで中断して2回に分けてみましょう
【急に嫌がるようになった場合】
以下のことに当てはまる場合は、中耳炎の可能性があります。病院で診てもらうことをおすすめします。
☑︎急に食欲がなくなり、授乳しようとすると嫌がる
☑︎いつもの睡眠パターンが崩れている
☑︎急に甘えん坊になりクズっている
☑︎だるそう
授乳中に眠ってしまう
きちんと必要な量飲まないと1〜2時間後にはまた欲しがることになります。
タイミングよくオムツ替えやゲップをさせたりして、なんとかきちんと飲み切るようにしたいところです。
ただし、話しかけたり揺すったりして無理に目を覚まそうとするのはNGです。その上で気をつけたいこと・試してほしいことは以下の6つです。
☑︎授乳前にしっかり目を覚ます
(おむつ替えやタオルで顔を拭くのもおすすめ)
☑︎日中は明るい部屋で授乳
☑︎暖かい服は避ける
眠気を誘うため
☑︎両足を服の外に出す
☑︎オムツで飲ませてみる
☑︎半分飲んだら、10〜15分ほど手足を動かしてまたあげる
【母乳の場合】
授乳中に足のマッサージやら頭を撫でてみましょう
飲むのをやめてしまったら、人差し指と中指で方を優しく上向きに撫でます。
【ミルクの場合】
飲むのをやめてしまったら、哺乳瓶の乳首を、口の中で動かしてみしましょう。
哺乳瓶の持ち方は中央より乳首に近い部分を親指、人差し指、中指で持って、残りの指で赤ちゃんの顎を優しく撫でます。
【全て試しても眠ってしまった場合】
(1分以上目を瞑って飲んでる場合も含む)
哺乳瓶をゆっくり離し、オムツ替えマットに1分ほど寝かせてあげましょう。
十分に飲やなかったため予定より早く起きた
起きた時点で授乳し、夜中と同じ要領でもう一度寝かしつけましょう。
理由は次の授乳まで疲れ切って結局、次の授乳でも飲めなくなってしまうからです。
22:00でなかなか起きない
以下の流れを試しましょう。
⑴なかなか目が覚めない場合は21:40〜45から起こし始める
⑵22時までには寝室から連れ出しリビングなど(少し刺激のある部屋)へ連れて行く
⑶それでもしっかり起きない時は5〜10分プレイマットへ
他にも以下の2つを再確認しましょう
☑︎17、18時で振分授乳をちゃんとしているか
☑︎17、18時の授乳量は適切か
夜の授乳間隔があかない
以下の2つを確認してみましょう
☑︎7~23:00の5回の授乳で1日あたりの必要な授乳量を飲めているか
☑︎7~19時の睡眠時間の合計が目安内・目安くらいになっているか
(少なすぎても早朝覚醒の原因になるため)
睡眠トラブル
①朝寝の時間まで体力が持たない
朝寝を2回に分けましょう
朝寝分割のポイントは以下の3つです。
☑︎活動時間内に次の睡眠に入れるようにスケジュール調整
☑︎11:00には完全に目を覚ましておく
☑︎2回の合計が朝寝の上限内になるように
昼寝で起きる
昼寝で起きてしまったその時の対処法は以下の通りです。
⑴おくるみから体が出ていないか確認
⑵10〜20分ほど様子を再入眠を待つ
⑶次の授乳分の半量を飲ませ、14:00まで寝かす
夜間の授乳方法と同じように行う
⑷14:00の授乳後、短い時間の昼寝をさせる
翌日以降は昼寝で起きてしまうことないように、起きてしまってもひとりで再入眠できるように「疲れすぎ」と「寝すぎ」と「空腹」の観点からスケジュールを見直します。
【疲れすぎが原因の場合】
朝寝のスケジュールを見直しましょう。
方法は以下の2つ
⑴朝寝を長くする、または昼寝を前倒しして夕寝分割
⑵朝寝分割を行い、30分と15分の2回に分けて疲れすぎ対策(1回目、2回目それぞれ長さは個人差あり)
【寝すぎ】
朝寝を1時間以上していて昼寝をうまく寝付けなかったり、寝る前に授乳をしているのに起きる場合は朝寝が長いことが原因です。
【空腹が原因の場合】
昼寝の前に軽く授乳しましょう。
夕寝の時間まで体力が持たない
厚着をさせないなど対策をしても、16:15より前に眠たくなってしまう場合は、夕寝分割をして合計1時間ほど寝かせましょう。
夕寝を2回に分けることで就寝時間を極端に早める必要がなくなります。
22:00前(21:00頃)に起きる
対策として以下の2つがあります。
⑴18:00の授乳後にミルクを足す
⑵この時間は眠りが浅く起きやすいので音を立てない
【起きてしまった時のその場での対応】
対応は2パターンあります。
パターン1
⑴母乳の場合は片乳、ミルクの場合は60mlを授乳して寝かしつける
⑵22:30の授乳を23:30にずらし、必要量を授乳
パターン2
授乳を2回に分ける方法
21:30に授乳をし、22:30まで起こしておく
夜に長く寝る兆しがない
授乳の面で問題ないのに、夜に長く寝る兆しがない場合はお昼寝の時間を細かくチェックし少しずつ時間を短くしてみましょう。
まずは、朝寝を3〜4日おきに数分ずつ遅らせてみてください。
2〜3:00に目を覚ます
まずは以下の3つを確認、試してみましょう。
☑︎日中の授乳量と睡眠状況に問題はない
☑︎22:00台の授乳で最低45分間は起こしているか
☑︎22:00台の授乳を振分授乳しているか
以上を確認、試しても改善しない場合や起きることが習慣になってしまっている場合はコア・ナイト・メソッドを試してみましょう。
コア・ナイト・メソッドで4〜5:00 しっかりと授乳し、7〜8:00 再び授乳をしてその後は通常スケジュールに軌道修正が可能になります。
寝付きが悪い
この月齢での寝つきの悪い場合はまずこの3つを確認しましょう。
☑︎空腹
☑︎興奮/疲れすぎ
☑︎暑い
【空腹】
低月齢の場合は空腹で寝付けないことが多々あります。
【空腹対策】
朝寝・昼寝前に少量(30〜60ml)飲ませましょう
【興奮/疲れすぎ】
リラックスタイムを導入、見直しをしましょう。
20〜30分前にはおもちゃを片付けて寝室でゆったり過ごしましょう。
【暑い】
赤ちゃんは大人よりも暑がりで体温調節が苦手です。
背中や首・足の裏は汗をかいていないかを確認してあげましょう。
セルフねんねの練習がうまくいかない
セルフねんねを練習するための基礎はできているかまず確認しましょう。
以下の3つをクリアしていなければ、セルフねんねの練習をしても泣かし続けてしまう可能性も高いですし、危険です。
☑︎授乳リズムはできているか
☑︎睡眠リズムはおおよそできているか
☑︎睡眠環境に問題はないか
クリアできている場合は、この記事を参考に行ってみてください。
我が子を振り返って
睡眠について
●やっててよかったこと
・8週の時点でねんねルーティンができあがっていた
・遮光に早期に取り組んだ
・必ず満腹の状態で寝かしつけをしていた(知らずに)
●改善点(後悔してること)
・無理矢理2時間起こしていた
・ラストミルクの時間を1時間起こしていなかった
授乳について
●やってよかったこと
・6週前後で授乳量を増やす
・早朝起きた時間でその時あげる量と7:00(我が家は8:00)のミルク量を調整
●改善点(後悔してること)
・全時間同じ量で飲ませてた(当然吐き戻しあり)
→授乳配分の見直し
Instagram記録
さいごに
生後1ヶ月…新生児期が終わり”メンタルリープ1″の時期でもあり、また”魔の6週目”を迎える時期です。
寝なくなったり日中不機嫌になったりする子も多いのではないでしょうか。
知識が増えた今ならわかります。
寝ないのは睡眠環境・空腹・疲れすぎがほとんどで、日中不機嫌なのは睡眠不足・疲れ・お腹が苦しいのかな と当時の自分に教えてあげたいくらいです。
私はこの時期に藁にもすがる思いで産前に適当に読んだジーナ本をもう一度手に取りしっかりやろう!とはじめました。
けれど正直、こんな時に本を読みこむ余裕なんてなかったです。軌道に乗せるには本を読まないとわからない、でも読みこむ時間がない!
少しでもそんな人にとってこの記事がジーナ式を軌道に乗せるためのヒントになってくれたら…と思い今回は詳しくまとめました!
参考文献
▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31