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【ジーナ式】生後4~6ヶ月 ポイントまとめ

こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。

本記事では

本記事ではこれまでの実践編の記事同様、実際にやってみて・相談を受けてきた経験を元にポイントについてまとめていきます。

※ネットなどで簡単に検索して出てくるスケジュールでは不十分です!必ず本を読みましょう。

睡眠のポイント

①無理に2時間起こしておかない

2時間前後は起きていていられるはず=2時間きていなければならないということではありません!
4〜6ヶ月になっても2時間起きていることは難しい子はいます。

私の経験上、低月齢のときはジーナ式のスケジュールよりも活動時間の短い子が多いですが、生後6ヶ月ごろ活動時間が2時間超えると、4-6ヶ月のスケジュールに追いつく子が増えてきます。

Question
体力が2時間もたない子をスケジュール通り2時間起こしておくとどうなる?
Answer
疲れすぎてしまい寝付くのが困難になるになったり、お昼寝途中で覚醒してしまう等トラブルにつながる可能性があります

お子様の体力に合わせて、朝寝分割や昼寝前倒し、夕寝を活用して調整しましょう。

②14:30までには目を覚ましていること

Question
14:30以降も寝ているとどうなる?
Answer
14:00台の授乳の時間がずれ込んでしまい、その後の授乳へ影響してしまう可能性があります

もし昼寝がうまくいかなかったり少ししか寝ることができなかった場合は、夕寝を2回にわける(夕寝分割)方法もあります。

③お昼寝上限3時間は目安

必ずこの時間内にしなければならないということではありません。
例外はもちろんあってそれはどんな場合か、それは「通常より長く寝る必要のある子」です。

Question
「通常より長く寝る必要のある子」ってどんな子?
Answer
以下の3つに当てはまる子です
・日中の活動時間が短い
・夜の就寝時間にはすんなり寝つく
・夜中の授乳後もすぐ眠る

④夕寝なしでいいとは限らない

日本眠育推進協議会の三池輝久先生によると、生後7ヶ月を過ぎると1日3回のお昼寝を2回(午前と午後)になると言われています。

参考文献:三池輝久「赤ちゃんと体内時計 胎児期から始まる生活習慣病」,集英社,2021/2/17

0分にして19時前にウトウトしたり、眠たくて機嫌が悪くなってしまうようであれば、5分など短くでも夕寝は続けてください。

⑤夕寝を徐々に短くしていく

一方で生後4~6ヶ月の間に夕寝を短くし始めることを個人的におすすめします。

理由は、生後7ヶ月ごろに夕寝がなくなることを想定して生後6ヶ月ごろには短いお昼寝にしておくことで、いざ夕寝が必要なくなったときにスムーズに卒業できるようにしておくためです。

3ヶ月以降
朝寝と昼寝でしっかり眠っている赤ちゃんは、徐々にこの時間のお昼寝が短くなって、10~15分ほど軽く眠るだけにな

・16:30~16:45前後に夕寝を始める
・夕寝が短くなる気配がなくても、将来的にやめられるように数日ごとに2分ずつ起きている時間をのばす

 

生後6ヶ月には10~15分まで減らしておくことをおすすめします。

ただ、焦らないでほしいのが「数日おきに」とありますが、4ヶ月から6ヶ月1日目まで約60日間あります。

●もし4ヶ月の時点で夕寝を30分していた場合

マイナス2分を15回
つまり4日おきに2分づつ短くしていくと6ヶ月になる頃には15分になります。

4日のうちで昼寝がうまくできず夕寝をしっかりさせなければならない日もあるかもしれませんが、確実に減らしていくために2ヶ月という少し長期の計画を立てて行うといいかもしれません。

授乳のポイント

①授乳量

1回240ml目安
(2回にわける場合は1回目120ml、2回目150ml)

離乳食が始まっても最低600mlは必要
 ※ジーナ式の離乳食で進めた場合

②11:00授乳開始

7:00の授乳をしっかり飲むことができている場合、今まで10:00台だったの授乳を11:00開始にします。

Question
なぜ11:00にする必要があるの?
Answer
考えられる理由は2つです
⑴低月齢で10:00だった授乳は、最終的に12:00のランチタイムになるから
⑵7:00に飲む量が増えて3時間の授乳間隔が4時間とあくことで11:00にしっかりと空腹になるから

③22:00台の授乳を10分ずつ繰り上げる・授乳量を減らす

STEP1
夜通し寝が2週間続いたら、この時間の授乳時間を徐々に減らして30分間にする
STEP2
3日おきに10分ずつ授乳開始時間を早めて最終的に22:00開始にする
STEP3
徐々に22:00の量を減らしていく

【すでに22:00に授乳を開始している場合】

授乳量を徐々に減らしていき、今まで60分起こしていたのを30分に減らしていきます。

Question
どのくらいまで量を減らすの?
Answer
1日4回210~240ml飲んでいる場合は120~180mlで十分

7~18:00までで840~960ml飲んでいる場合は、夜通し眠ることができる範囲で120~180mlまで減らします。
7:00の飲みがよくなく60mlまで減らしても、夜通し眠ることができる場合はこの時間を無くしても構いません。
(※7ヶ月頃の成長期で復活する可能性あり)

④入浴前後の振分授乳の卒業

以上の3つに当てはまるようであれば振り分け授乳をやめても構わないと記載されています。

⑴2週間連続で夜通し寝ている
⑵17:00の授乳でお腹があまり空いていない
⑶17:00をやめても22:00台の授乳量が大幅に減らず、夜通し寝も問題ない

ですが、離乳食を開始するまでは可能な限り続けることを著書ではおすすめしています。
理由は17:00をやめると⑶の条件でトラブルが起こりやすいためです。

一方で私の経験上、22:00の授乳を減らす目的で17:00をやめて18:00の1回にまとめるのも方法の一つになります。

離乳食のポイント

はじめに

厚生労働省の離乳食の開始目安は生後5,6ヶ月
ジーナ式でも生後4~6ヶ月のスケジュールから離乳食の単語が出てきますが、基本的には6ヶ月での開始を推奨

●厚生労働省 離乳食について
●授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)

本記事では、ジーナ式で離乳食を行うときのポイントを簡単にまとめていきます。

①離乳食開始のサイン

☑︎210~240ml×4,5回(840~1200ml)飲んでいる
☑︎22:00台の授乳でたっぷり飲んでも夜間/早朝覚醒がある
☑︎日中に空腹による睡眠トラブルがある

②授乳量を減らしすぎない

最初は母乳やミルクがメインで、離乳食がメインになるわけではない

そのままの意味です。
始めたての頃は、栄養は離乳食がメインではなく、授乳がメインになります。

特にジーナ式ではなく日本の一般的な離乳食(10倍粥)から始めた場合はしばらく、大幅には減らないと思ってください。

その理由は、離乳食初期は栄養価が低いからです。
10倍粥:10g  約3.6kcal
(5倍粥:10g  約7kcal)
ミルク:10ml  約6.7kcal
エネルギー量だけで見ても、ミルク10ml減らすのにどのくらいの離乳食が必要かわかると思います。

③11:00の離乳食から始める

6ヶ月未満の場合は、11:00の時点で授乳を1回しっかり飲む必要があります。
1回食目を7:00(朝食)にすると授乳量が急に減ってしまい睡眠トラブルにつながる可能性があるため、お薦めしません。

もし小児科が午後開いていない等の心配があれば、

7:00の授乳後に初めての食材を食べさせてメインの食事を11:00にすることをおすすめします。

④11:00の進め方はまず授乳から

●5ヶ月で離乳食を始めた場合
授乳(全量)→離乳食 で進め、食事量が増えるのに合わせて食前の授乳量を少しずつ減らしていく

●6ヶ月で離乳食を始めた場合
授乳(半量)→離乳食→授乳(残り) で進め、数日おきに食前の授乳量を30mlずつ減らす
90ml程まで減ったら食前を卒業して、食後に食前で飲んでいた量(90ml)を授乳する

上記の方法はジーナ式の離乳食メニューで進めた場合と考えてください。

日本の一般的な離乳食で進める場合は、5ヶ月の方法からはじめて90mlまで食前が減ったら食後に飲ませる方法がトラブルが少ないように思います。

また、食前に授乳をする理由の1つは機嫌よく離乳食を食べてもらうためです。
ご機嫌で離乳食をはじめられるようになるまで、少しづつ食前の授乳を減らしていきましょう。

⑤2回食は17:00で行う

●入浴前後で振分授乳を行なっている場合

17:00 授乳(半量)→離乳食
18:00 授乳(半量)
からはじめて食前の授乳を減らし、入浴後を全量にしていく

●入浴前後の振分授乳を卒業した場合
17:00 離乳食
18:00 授乳(全量)

⑥授乳の途中で離乳食をあげない

残りの授乳を嫌がって飲まなくなる可能性があるためです。
その対策としてまずは授乳からが基本になっています。

※6ヶ月の昼食の場合は、ジーナ式のメニューは6ヶ月では進むペースが早いため食前は半量になっていますさいごに

離乳食を始める前のこの時期は、1番安定しやすい時期だと私は感じました。
・ジーナ式のポイントにもなんとなく慣れてくる
・離乳食が始まるともっとややこしくなってくる
この2つが理由です。

そう、離乳食が始まるとややこしくなります。
どのような方法で離乳食を進めていくかで、本通りの授乳量などにはならないからです。
今回の離乳食のポイントでは、できるだけ「日本の離乳食の進め方の場合は」も意識して書きました。

息子は、日本の離乳食の進め方でやりましたが離乳食初期の時にThe ContentedLittle Baby Book of Weaning に出会っていなくて、それはもう本当に悩みました。私のように悩める人が少しでもこの記事で悩みや迷いがなくなったら嬉しいです。


参考文献

▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20

▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31

▪️Gina Ford「The Contented Little Baby Book of Weaning 」,Ebury Digital ,2012/4/24

 

 

著:Ford Gina
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