こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。
本記事では
本記事ではよくネットで見かけるポイント以外の私が大事だと思うジーナ式を成功させるための12のポイントをご紹介します。
※ネットなどで簡単に検索して出てくるスケジュールでは不十分です!必ず本を読みましょう。
まず前提として重要なのは授乳・睡眠・遊びの時間の区別をつけることです。
授乳の時間
1.授乳スケジュールを原則守る
2.各時間の授乳量分配
3.授乳量を把握する
睡眠の時間
4.睡眠環境を整える
5.授乳=睡眠にしない
6.抱っこでゆらゆら寝かしつけない
7.必ず目が開いた状態でベッドに寝かせる
8.毎晩同じ時間に同じ流れで就寝の準備をする
9.長く寝る必要のある子かどうか見極める
遊びの時間
10.疲れさせすぎない
11.おもちゃを使うタイミングを間違えない
12.リラックスタイムをつくる
授乳スケジュールを原則守る
つい、ねんねスケジュールばかり目に行きがちですが、授乳スケジュールが整わなければ、ねんねも整えるのに時間がかかります。
・授乳開始時間を基本的に守る
・〇時以降は授乳を控えるの記載は守る
・振分授乳はどうしても飲むべき時間に飲めなかったときのみ行う
各時間の授乳量分配
低月齢時のスケジュールの授乳時間をみると読み取ることができますが、すべての授乳の時間が全部同じ量ではありません。
1日の必要量を飲み切ってもらうには、しっかり飲むべき時間、軽めでもいい時間があり強弱をつけることがポイントです。
授乳量を把握する
なぜ授乳量を把握する必要があるのか?
寝付けないとき、起きてしまうときに空腹要因を確実に排除するためです。
空腹の可能性がある場合、ジーナ式の寝かしつけ方・クライダウンメソッド・コアナイトメソッドは行うことができません。
そのためにも授乳量は、各時間ある程度は把握しておきましょう。
母乳・混合の場合でも各時間どのくらい飲むことができているのか、どのくらい母乳量がでているのかスケールや搾乳などで把握しておくことが重要です。
睡眠環境を整える
☑ねんねの環境に問題はないか
ジーナ式の初版では母子別室(改訂版では6ヶ月以上)が推奨されています。同室の場合であっても、ベビーベッドを使用する・布団の周りにサークルをしようするなどして赤ちゃんと親の寝るスペースは分けるようにしましょう。分けずに添い寝をしてしまうことで窒息などSIDSのリスクが上がるといわれています。
☑完全遮光できているか
遮光の目安
・夜中と昼間の差がないくらい
・目の前でも人の顔やおもちゃなどが見えないくらい
少しでも光漏れがあると7:00前に起きてしまう原因になります。
また、朝寝・昼寝でも遮光された部屋で寝かせることで起きる時間と寝る時間の違いを学ぶことができます。
☑室温湿度は適切か
理想は18℃ですが、数字だけにこだわらず大人がどう感じるかで調整をおすすめします。
日本の場合は気温だけでなく湿度変化も大きいので湿度調整もポイントになってくるかと思います。
授乳=睡眠にしない
授乳後は短時間でも起こしておく
授乳での寝かしつけによるねんねサインを覚えてしまうと、夜中に何度も目を覚ましセルフ再入眠ができなくなり長い睡眠をとることがむずかしくなります。
抱っこ、ゆらゆら寝かしつけない
抱っこ、ゆらゆらなどによるねんねサインを覚えてしまうと、夜中に何度も目を覚ましセルフ再入眠ができなくなり長い睡眠をとることがむずかしくなります。
必ず目の開いた状態でベッドに寝かせる
赤ちゃんは寝る直前の環境を覚えているといわれています。
大人で例えてみましょう!
リビングのソファでうとうと愛犬と寝ていたのに、眠りが浅くなって起きたら自室のベッドにいたら…(ソファにいなかった?)(愛犬はどこ?)(どうやって自室に来た?)などいろいろなことを思うでしょう。
赤ちゃんも同じです!
眠りが浅くなったタイミングで薄目を開けたときに違う環境だったら…?
パニック(泣いてしまう)原因になります。
1人で再入眠できるようになるためには寝る直前はベッドの上、真っ暗が理想になります。(音も同じ環境)
毎晩同じ時間に同じ流れで就寝の準備をする
ねんねルーティンを作るには早ければ早いほどいいといわれています。
長く寝る必要のある子かどうか見極める
ジーナ式をしているとまず最初に…2時間も起きていられない!と感じる方が多いと思います。
起きていられなくていいんです。その子によって活動時間も違うので!
ここで重要なのは通常(スケジュール)より長く寝る必要がある子かどうか見極めること
☑日中の活動時間が短い
☑夜の就寝時間にはすんなり寝付く
☑夜中の授乳後もすぐ眠る
以上にあてはまるようであれば、スケジュールにあるお昼寝より長く寝かせる必要があり、スケジュール通りに起こしておくと疲れすぎて寝付けなくなる原因になるので要注意です。
疲れさせすぎない
疲れすぎてしまうと逆に寝付けなくなってしまったり、昼寝で長く眠れない、早朝覚醒の原因になります。
・過度な刺激を与えない
・絶えず話しかけない
・大人がかわりばんこに抱っこをしない
など、ほかにもテレビや音楽も場合によっては過度な刺激になります。
おもちゃを使うタイミングを間違えない
特にカラフルなおもちゃや絵本は、起床から1時間後くらいで使うのがおすすめです。
また寝る20分前にはおもちゃはできるだけ使わないようにしましょう。
興奮する原因になり、スムーズに寝つけなくなる原因になります。
リラックスタイムをつくる
寝る15~20分前はゆったり落ち着いた時間を過ごすことで、消灯後スムーズに寝付けるようになります。(同時に疲れすぎも防ぎやすくなります)
我が家では、リラックスタイム=ねんねルーティンにしていて以下のような流れにしています。
寝つく20~25分前 | おもちゃを片付けて、オムツを替える |
15~20分前 | ①寝室へ向かう間、抱っこで落ち着かせる ②寝室へ入ったら照明(暖色系)をつけて、ベビーバッドに寝かせ、 いつも同じ曲のオルゴールを鳴らす ③しばらくしたら照明のトーンを下げて部屋を薄暗くする ④オルゴールは流しっぱなしでベビーベッドの中で自由に過ごしてもらう |
5分前 | スリーパーを着せたら、オルゴールと電気を消して退室 |
さいごに
ジーナ式でうまくいかないときは
スケジュール通りにいかない!寝てくれない!などのトラブルではまず以上の12のポイントを再確認することをおすすめします。
特に低月齢、ジーナ式をはじめたての時はスケジュールに囚われがちで基本的な原因に目がいかないことも多いかと思います。
次回以降の記事では、より具体的な睡眠環境について、授乳についてを書いていこうと思いますのでぜひご覧ください。
参考文献
ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31