こんにちは、KANAです。2020年1月生まれの男の子をジーナ式で、いつもニコニコぐっすりベビーに育てたママです。
本記事では
ジーナ式を成功させるための睡眠時間のポイントについて、2回に分けてまとめていきます。
今回は「睡眠環境を整える」です。
※ネットなどで簡単に検索して出てくるスケジュールでは不十分です!必ず本を読みましょう。
なんで睡眠環境を整えないといけないの?
ジーナ式 快眠講座(初版)では、退院後からお昼寝でも子供部屋(寝室)を使うことが推奨されています。
ジーナ式 快眠講座(改訂版)では6ヶ月までは親と同室でそれまではおむつ替えなどでできるだけこども部屋を使用して慣れておき、6ヶ月以降は別室を推奨しています。
どちらにしても睡眠環境は安全に寝てもらう、セルフねんねしてもらうためにもとても重要なポイントです。
睡眠環境を整えるってどういうこと?
睡眠環境を整えるときは以下の3つをまず確認しましょう。
①安全にねんねができる環境か
②完全遮光できているか
③室温湿度は適切か
これらは、私がジーナ式について相談を受けた時は確認しているポイントです。
安全にねんねができる環境って?
赤ちゃんのためにも、親のためにも非常に重要か確認ポイントです。
①添い寝はしない(可能であればベビーベッドを用意する)
②ベビーベッドの中にぬいぐるみ等は置かない
③ベビーモニターの設置
以上の3つは最低限整えるべき環境です。
①なぜ添い寝が推奨されていないのか
突然死(SIDS)のリスクが高くなるといわれています。
(突然死した赤ちゃんの約70%は親と一緒に寝ているともいわれています)
また親と一緒に寝ることになれ、月齢が上がると一人で眠ることが難しくなってしまいます。
引用元:The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers
ベビーベッドを選ぶ際のポイント
【快眠講座】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
・2~3段階に高さが調整できるもの
・手前の柵が開閉式の場合は大きな音を立てずに開け閉めできるもの
・2歳になっても十分に使える大きさのもの
・国の安全基準を満たした製品
・予算の許す限り最高のマットレスを購入
第1章 出産前に準備することは?
ベビーベッドはトドラー以降も使用します。
目安として3歳になる前にベビーベッドを卒業すると睡眠トラブルにつながってしまう可能性があります(トドラー編より)
我が家では120cm×70cmのサイズのものを使用していて、2歳まで使用していました。
0歳から6歳までシングルベッドにするまで長く使用したい場合は、こちらブランドがおすすめです。
お布団派のご家庭でも赤ちゃんと保護者の寝床の仕切りは必須
お互いの安眠のためにも、安全のためにも、お布団派のご家庭でもベビーサークルなどで仕切りを作ることをおすすめします
②ベビーベッドの中に毛布やぬいぐるみ等をおかない
窒息の危険のあるものはベビーベッドの中には置かないようにしましょう。
月齢の低い赤ちゃんは万が一、顔にぬいぐるみや布がかかってしまったとき自分でどかすことができません。
また、ジーナ式ではベッドガードも推奨されていません。
Question
毛布を使わないと寒くない?どうしたらいい?
Answer
スリーパーを使いましょう。
我が家では季節に合わせてこれらのスリーパーを使っています。
低月齢の赤ちゃんには、スリーパーではなくスワドルもおすすめです。
スリーパーを購入ときは、その商品が対象月齢になっているかがポイントです。
③ベビーモニターの設置
ベビーモニター
ベビーモニターは安全な睡眠のために欠かせないアイテムです。
ジーナ本では以下の機能があるものが推奨されています。
①音量を下げてもライトの点滅で泣き声や物音を知らせる機能
【快眠講座】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
②無線チャンネルで交信するため、混信したときにチャンネルスイッチできる機能
③充電可能
④低バッテリー状態、圏外の時に表示が出る機能
第1章 出産前に準備することは?
私が使用しているベビーモニターは、トリビュートのベビーモニターは、③④は満たしています
(①は動体センサーがありますが使ってない、②はサブカメラを設置しているため問題ない)
数あるベビーモニターの中からトリビュートのモニターを選んだ理由は1つ!
赤外線カメラ使用時にカメラが赤く光らないから。
生後3ヶ月頃に赤くなっているのを見つめて寝ないことがあったので、光らないタイプのものを選びました。
現在はスマホ・付属モニター両方で見れるものが発売されています。
最近では睡眠分析やうつ伏せ寝になったらアラームしてくれる機能がついているモニターも発売されています。
★他に我が家で使用しているねんね環境のためのアイテム
サブのベビーモニター
メインモニターより安くWi-Fi接続タイプ/モニターなしスマホのみでの閲覧のモニターをサブとして使用しています。
メインのトリビュートのモニターを落としてしまい壊してしまったときも、サブがあったおかげで新しいのが届くまで大活躍でした。
ベビーセンス
我が家は8ヶ月頃から別室にしました。
決して安いアイテムではありませんが、購入してよかったアイテムです。
ある時から、うつ伏せでも寝るようになったぼっちゃん…
安心材料は1つでも多くあったほうがいいと思い購入しました。
ベビーセンスにした理由は、
・非接触型であること
・産院でも使用されている
この2つです。
オムツにつけるタイプだと、うつ伏せ寝・仰向け寝・横向きコロコロ寝相を変えるぼっちゃんなので万が一取れたら?ぼっちゃんが違和感を感じたら?と考え非接触型にしました。
今では1/3の低価格な商品も売っているので迷っている方にはこちらもおすすめです。
遮光の重要性
より良い睡眠習慣をつけるためには、とても重要な条件となります。
ほんの少しでも光が漏れがあると、明け方に目を覚ます原因になります。
またその光が原因となり再入眠させるが難しくなります。
(昼寝中も再入眠が難しくなる原因にもなります)
どのくらいの遮光をすればいいのか、以下の2つがポイントです。
・目の前でも人の顔やおもちゃなどが見えないくらいの暗闇
・夜中と昼間に差がないくらいの遮光
ここで私が付け加えたいのは、暗闇に目が慣れた時も部屋の中で光るものはないか、を確認することをおすすめします。
Q.昼寝を明るい部屋でさせるとどうなる?
→うたた寝の原因になるため推奨しない
どうやって遮光したらいい?
実際に我が家での遮光方法の例を挙げていきます!
窓
まずは窓です。
1級遮光カーテンを使用していますが、これ一枚では完全遮光ができません(透けます)。さらに上下、サイドからの光漏れによって目の前におもちゃがあったらわかるくらいです…
我が家で使用しているプラスアイテムは黒のプラ段です!
ホームセンターで900×1800mmのサイズ(800円くらいでした)を購入して窓枠ぴったりサイズにカットしてはめ込んでマステ・ガムテで固定しています!
カットが下手でかすかに光がもれますが、それはカーテンでカバーできます。これで窓の遮光は完璧です♪
【追記】
プラダンを1年使用して劣化した少し透けてくるようになったので貼り替えました
今回はAmazonブランドの完全遮光フィルムにしました!
ドア
次はドアです!
我が家のドアは一部すりガラス…ここは黒のプラ段で遮光!
厄介なのがドアの隙間です。
黒のフェルトを活用して光が入ってこないようにようにしています。
下はダイソーで購入した大きい黒フェルトを綿を使って隙間に挟むクッションを作りました。
開ける時に音もしませんし、コスパ最強!
(試作で作ったら試作の時点でしっかり機能したので糸も白でかなり適当です)
上はほぼ漏れがないのでフェルトを1枚挟んむような形で固定してます。
電源スイッチ
次は部屋の電気の電源スイッチです!
こういったほんの小さな光も、目がよくなってくると見つめてしまい入眠の妨げになる可能性があります。(部屋が真っ暗だと目立つので)
電源スイッチ類の小さな光は、マステやシールの下にアルミホイルをして遮光しています。
他にも加湿器・ベビーモニターの電源スイッチもアルミホイル+マステで遮光しています。
エアコン
次はエアコンです!
エアコンの使用中の光は高い位置にあるので、カバーをしないと天井を明るく照らします。
A4のコピー用紙の裏にアルミホイルを貼ってエアコンの光る部分に合わせてカットしてカバーしました。
プラダンではなく薄い紙×アルミホイルにすることによって見た目があまり気にならない・掃除がしやすいのがメリットです。
地味に光る小物・アイテム
地味にぴこぴこ光る、ベビーセンスはプラダンでカバーを作りました。
引き戸
最後に我が家では一番問題だった、引き戸です。
引き戸は作りの関係で遮光テープが使えない、効果ない…
フォロワーさんのアイディアですが、突っ張り棒と暗幕で対応できます!
そこでフォロワーさんのアイディアをお借りして同じように寝室の引き戸の外側に遮光カーテンを取り付けました。我が家では、下にはマステ+粘着マジックテープを使ってカーテンが床と密着するようにして完全に光を遮光しています。
温湿度は適切に
理想は18℃
ですが、室温にこだわらず、大人が肌寒い・涼しいと感じる程度の空調だと寝つきやすいといわれています。
・赤ちゃんの首の後ろや背中、手足の裏を触ってチェック
(暑すぎると汗をかいています)
・室温にこだわらず大人がどう感じるかで調整
日本では湿度変化も大きいので、湿度も同時に確認するといいでしょう。
7ヶ月頃まではベビーモニターに表示される温度計を目安にしていましたが、ベビーモニター高い位置にあり実際に子供が寝ているのはベビーベッド下段で温度に差が2℃ほどあったため、温湿計を新たに購入しました。
我が家では履歴データを見ることのできる温湿計を使っています。
1980円でスマホとBluetoothで接続することができ、いつでも見れる・履歴も見れるので夜間、早朝覚醒の寒すぎ暑すぎの考察にもとても役に立つイチオシアイテムです。
私以外にも多くのジーナ式ママさんが愛用されています♡
よくある質問
音が気になる!物音で起きる!
間取りの都合や周辺での工事、上の階の足音など…日本の住宅環境では音に対してお悩みの方、多いと思います。
我が家も寝室はリビングの真下にあり眠りの浅い時は、歩く音、流水音に常に気を使っていました。
そこで我が家ではホワイトノイズを活用しています。
50db程度の音量でベビーベッドから2mほど離れたところに置いてしようしています。
はじめてホワイトノイズを使用したときは、同室で寝ていたのですが私自身がびっくりするほどぐっすり眠れて感動したくらいオススメです。
ベビーベッドを持っていない/置けない/布団派
こちらもご家庭によってはベビーベッドの使用が難しいこともあると思います。
そういった場合でも突然死を避けるため、安全・安眠のためにベビーサークルやお布団サークルを活用して、添い寝は避けましょう。
この商品は、シングル布団をちょこっとだけ押し込めば入るサイズです。
ベビー布団を用意するよりも、はじめからこのサイズであれば幼児になっても使えるのでお布団派のご家庭にはイチオシです。
③寝返り対策は?
基本的には何も使用せず寝返りのたびに元に戻すことが推奨されています。
しかし夜間もそれでは、親も寝ていられない!
ということで私が使用していたアイテムは寝返り防止ベルトです。
クッションタイプやよくあるペットボトルとタオルで…といった方法にせず、ベルトを選んだ理由は
クッションやタオルでは窒息のリスクが高いから
です。
防止しつつ窒息のリスクの低いアイテムを探した結果、この商品でした。
さいごに
ジーナ式をする上で絶対に欠かせないポイントであり、最初に改善できるのが睡眠環境です。
睡眠環境に問題がある場合はトラブルが起きた時に授乳量やお昼寝の長さをいくら調整してもうまくいかないケースが多いです。
また早朝覚醒をするようになった/お昼寝途中覚醒をするようになった、そういった場合も再度、遮光・温湿度を確認することをおすすめします。
今回は実例や実際に使用しているアイテムを交えてまとめました。
次回は睡眠の時間について以下のポイントについてまとめていこうと思っています。
・授乳=睡眠にしない
・抱っこでゆらゆら寝かしつけない
・必ず目が開いた状態でベッドに寝かせる
・毎晩同じ時間に同じ流れで就寝の準備をする
・長く寝る必要のある子かどうか見極める
ぜひご覧ください。
参考文献
▪️ジーナ・フォード「カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」,朝日新聞出版,2020/1/20
▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31