本記事では
ジーナ式でよく出てくるThe Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlersに記載されている希釈授乳についてです
どのような時にこのメソッドを行い、どのようなやり方なのかを今回はまとめました。
日本ではあまり馴染みのないものになりますので、かかりつけ医に相談し、必要性の有無・リスクはご自身の判断で行なってください。
希釈授乳とは
夜間の頻回授乳を減らすために行う方法で、夜間に最初に起きたときの授乳を希釈授乳を行い段階を踏み夜間の授乳量を減らしていきます。
対象
☑︎6ヶ月以上である
☑︎体重管理がしっかり行われている
やり方
STEP1
(複数回ある場合は)夜間での最初の授乳を徐々に希釈する
【例】いつも、粉ミルク9匙×お湯180mlを飲んでいる
1日目
1回目の授乳を希釈:粉ミルク8匙×お湯180ml
2回目以降の授乳は希釈しないでいつも通り
2日目
1回目の授乳を希釈:粉ミルク7匙×お湯180ml
2回目以降の授乳は希釈しないでいつも通り
3日目
1回目の授乳を希釈:粉ミルク6匙×お湯180ml
2回目以降の授乳は希釈しないでいつも通り
・・・
このように1日ずつ1回目の授乳だけ1匙ずつ減らして、1匙×180mlになるまで行う
STEP2
1匙×180mlを数日のむことができたら、1回目の授乳を水180mlに置き換えて寝かしつける
ポイント
・水を飲ませ寝かしつけるのは(コアナイトメソッドとは異なり)1時間以上かかってもいい
・2回目の授乳でたくさん飲んでも問題ない
この段階では、最初の覚醒時に授乳なしで寝て授乳回数を減らすことが目的のため
・日中の食事、授乳量を増やすのを忘れずに
STEP3
数日間、1回目の覚醒時に水のみ(授乳なし)で寝れるようになったら2回目の授乳も同じ方法を行う
2回目が終われば、3回目、4回目と順番に1回づつ行っていく
空腹で起きているわけではなくなるので、コントロールクライイング(Controlled crying)を行えるようになります。
さいごに
希釈授乳は、今回メソッドとしてまとめるかかなり悩みました。
翻訳本では出てこない原著のみのメソッドだし…
けど9~12ヶ月のトラブル対応で取り上げたいし…
でも、夜間断乳と目的は近いですしこのブログを読んだどなたかの選択肢の1つにもしなればと思い1つの記事としてまとめました。
夜間断乳と違い、馴染みのないものなので必ずかかりつけ医に相談し、必要性とリスクをご自身で判断の上で行ってください。
参考文献
▪️Gine Ford「The Complete Sleep Guide For Contented Babies & Toddlers 」,Ebury Digital,2012/3/31